英検 英単語 学習

英検学習の中の難関の一つが英単語を覚える作業だと思います。

英単語を覚えても忘れ、また覚える・・・ というプロセスを続けている方も多いかと思います。

英単語学習戦略上、重要であることは、色々あると思うのですが、2つであると思います。

1.可能な限り、人間の記憶のメカニズムに沿った効率的な覚え方をする。

2.覚える段階で、復習戦略も考慮しておく。

1に関して言うと、英単語を英単語帳を使って単純に暗記する方法では(やり方次第ではうまく進められるのですが)どうしても忘れやすくなり、なかなか頭の中に定着しないものです。これは、人間の記憶の特性から言うと当然のことでしょう。

ラーメン店の電話番号を100件ランダムに覚える様なものです。短期的には覚える事ができるかもしれませんが、長期記憶になると中々つらいかもしれません。

2に関してですが、人間はどんなに工夫しても、忘れてしまうものです。ですから、学習する段階で復習を効率的に進めることを考慮しておかなければいけません。どの位の頻度で復習すべきか?、どのような形で学習したものを保存しておくと復習が効率的に進むか?ということを英単語習得をする時には考える必要があります。次回も英単語学習に関する話をしたいと思います。

英検 英文法 覚えるべきところは覚える。

英検の為の英文法学習の為には、体系的な英文法の理解が必要であるという話をしましたが、覚えるべきところは、やはり覚えなくてはいけません。理解だけではどうにもならない部分があることも確かです。特に英検3級位までは、その傾向が強いかもしれません。

では、どのようにすれば、英文法項目を効率的に暗記できるか?という事になると思います。色々な方法がありますが、以下の形が私は一番効率的であると考えています。

1.書かれている英文を和訳してみる。

2.英文法に関する説明を取り敢えず読んでみる。

3.ある程度理解できたと思ったら、英文を自分で作成してみる。(この時に特に有効なのは、自分が実際に使うであろう、英文を作成してみるということです。)

当たり前の様な方法ですが、特に3番に問題があると思います。

自分で自分のパターンに合う英文を幾つか作成してみることで、割合スムーズに英文法事項が頭に入るものです。難しい英文法の項目などは、このようにした方が単に説明を読んだ場合よりも、かなり楽に習得できると思います。個人的な意見ですが、問題集の中に出てくる、自分が興味が無いような英作文をやるよりも、自分に必要な英文法要素を習得する方がはるかに楽に吸収できると思います。

英文法 問題集 英検 合格に必要な体系的な理解を進める為に使う。

前回のブログで、英文法 問題集の活用方法について触れました。英検合格の為には、最終的に英文法の体系的な理解が必要なのは解かったけれど、英文法の問題集を体系的な理解の為に、どのように活用すれば良いのか?と疑問に持たれる方もいらっしゃるかと思いますので、それについて触れたいと思います。

関係代名詞、不定詞など英文法の項目ごとに問題をやっていく時に、正解の選択肢だけではなくて、間違いの選択肢まで説明できるようにすると、様々な知識がかなり楽に身に付きます。

間違いの選択肢を説明できるようにする際のポイントは以下です。

1.何が誤りなのか?を口から説明できるようにする。

2.間違いの選択肢をどのように変えると正解に出来るか?を説明できるようにする。

この2つが問題集全体に渡って説明できるようになると、かなりの理解が進みます。

解からない事が、出てきたら、英文法書を辞書代わりに引いてみます。いきなり読む場合よりも、かなり楽に英文法知識を習得できるはずです。

英文法の体系的な理解は、時間がかかる作業ですが、頭でジックリ考えることが非常に重要です。真剣に考えて習得したものはなかなか忘れないものです。頭を真剣な状態に持っていくのに有効なの方法の一つが、間違いの選択肢の利用だと思います。

英文法 問題集 英検 でやる意義とは?

前回のブログでは英検試験合格の為には、英文法の体系的な理解が必要です。という話をしました。本日も英文法に関してのお話です。

英文法学習をする為に、問題集をほぼ皆さん使うでしょう。ですが、問題集をうまく利用できる人と出来ない人がいるのは何故でしょうか?

理由は色々あると思いますが、私は以下であると思っています。

・体系的な英文法の理解度が低いので、問題集を使っても理解しながら解いていく事が出来ない。

・問題集を使う理由が解っていない。

前者に相当する方は、先日述べたように、まずその理解を優先すべきでしょう。後者に該当する方にお伝えしたいのは『問題集を使う理由は、何が問われるのかを知るためである』ということです。

英文法の参考書をみると、膨大な情報が書かれていますが、その知識がどのように問われるのか?という事を知らないと、なかなか習得できるものでは無いのです。ですから、問題集をやる時は『何が問われるのか考えながら行う』べきです。間違ってはいけないのは『問題を解くためではない』ということです。

『問題を解くために問題集を使う』という発想の人は、なかなか点数が取れないものです。

自分が問題集をうまく使いこなせているかどうか?を簡単に判別する方法があります。以下の質問に答えてください。

Q.〇〇(英文法項目 関係代名詞、不定詞など)が英検で問われるとしたら、どのような事が問われますか? これに答えられる人はうまく使いこなせているでしょう。ですが、答えられない人はうまく使いこなせていないはずです。

英検 英文法 学習の進め方。

英検対策の為に英文法学習をしようと考えている方もいらっしゃるかと思います。本日からは、それについて話をしたいと思います。

まず、自分が受験する級で、どのレベルまでの英文法事項が求められるのか?ということをハッキリさせましょう。

例えば英検3級を受験する人は、仮定法の理解は必要ないのです。ですから、その段階では、仮定法について学習をする必要はありません。自分がそれを必要とする段階になった時に、それを学習すれば良いだけの話です。

次に重要である事は、これは全ての級に関して言える事なのですが、英文法を体系的に理解するという事です。中々この点について理解出来ない方が多いのですが、体系的な知識を持っていないと、後々それをもう一度学習しなければならなくなるので、最初の段階でそれを意識しながら学習する事をお奨めいたします。

実際に、今まで英検準1級を合格された方の中でも、2級までは英文法の体系的な理解無しで進んで来れたのに、そこで行き詰まってしまい、そこから先に進まずに、当英語教室にきて、その問題点について私から指摘を受けて初めて学習を開始されたという方も結構いらっしゃいます。(問題点に気付いて一生懸命学習された方は全員準1級合格されています。)

早い段階での英文法の体系的な理解を強く訴えたいです。

英検 過去問題 をうまく活かす。4

前回のブログでは、英検の過去問題をしっかりやり、そこから上がってくるデータを利用して、より具体的な対策を立てるための準備をしましょう。という事でした。今日は英検過去問題の別な利用方法についての話をしたいと思います。

英検過去問題には、別の活用方法があります。それはズバリ『自分の学習方法が正しい方向で進んでいるか?の確認と修正です。』

例えば英検準1級の過去問題をやり『自分は一文一文を正確に読めていない』と言う問題点を把握したとします。そしてこの原因が基礎的な英文法の理解力不足という事が判明し、基礎的な英文法の学習をある一定期間行ったとします。

その対策をしばらくした後に、もう一度以前の過去問題をやってみるのです。そこで以前よりも正確に一文一文を正確に読めるようになっているのであれば、弱点対策がうまく進んでいると考えることができます。しかし、思ったよりも読めるようになっていないという場合には、別の問題点があるということなので、その時点でもう一度、自分の問題点は一体何であるのか?を再度正確に把握する必要があるのです。

自分が病気になった時のことを考えてみると分かり易いでしょう。まず診断行います。そして投薬治療などを受けたりします。これで自分の病状が好転しないときには、再度診察し、別の薬を使うなど方向修正をするものです。

英検学習をする上で、過去問題をやるというのは、まさにこういう事なのです。

英検 過去問題 をうまく活かす。3

前回までのブログでは、英検対策をやる上で、試験の難易度に誤差がある対策問題集を使うのではなくて、過去問題をしっかりやろう という話をお伝えしました。今日はここから一歩発展させて、英検過去問題からのデータをどのように活用するか?という話をしたいと思います。

英検準1級の38番~41番までの過去問題をやり、4問中1個しか正解できなかった とします。

この時に単に正解数だけではなくて、何ができなかったのか?ということを明らかにする必要なります。いかに重要なチェックポイントを記します。

・本文の英文を一文一文を正確に和訳出来ているか?

・英文を正確に早くできるけれども、時間がかかりすぎているという事は無いか?

・書かれている英文の話や論理を追えているか?

・設問をきちんと理解しているか?

・選択肢の内容をきちんと正確に和訳できているか?

チェックする時はここまで確認します。そうすると、これに対して具体的な対策を立てる事ができるようになります。

1人友を正確に和訳できていないという人は、基本的な英文法に問題があったり、英語構文に弱点があるためそのための対策が必要になる など具体的な対策ができるようになるのです。

4問中1個しか出来なかった というのは、単なる結果で、この結果を基にして何も考えていないのと同じなのです。次回のブログでは、英検過去問題の違う利用法について話したいと思います。

 

英検 過去問題 をうまく活かす。2

英検の過去問題をまず制限時間通りに取り組んでみることから、英検学習をスタートしますという話を前回をしました。今日はこれの続きです。

『英検の過去問題をやって下さい』と生徒さんにお願いすると『対策問題集ではダメなのか?』という質問を受けることがあります。

結論から言うと『やはりまず過去問から始めてください。』理由は様々なのですが、1番のポイントは対策問題集は実際の難易度と誤差があるということです。

英検過去問題をまずやることの目的は、自分の弱点をしっかりあぶりだす事です。ですからこの時には、実際の試験と同じ内容の問題をやる必要があります。英検の問題というのは本当に面白いもので、自分の力が大幅にアップしない限り、出てくる結果というのはあまり大きく変化しないのです。

英検の過去問に取り組み弱点分析をしている時に、自分の力以上に出来過すぎていると思う時には(多くの場合考えすぎなのですが)、日本英語検定協会のサイトで公開されている3回分の過去問をすべてやってみてください。そうすると、結果は大体同じようになります。つまりそれだけ難易度が正確にコントロールされているということなのです。次回のブログでは、出てきたデータを基に、詳細な対策を立てる方法をお知らせしたいと思います。

英検 過去問題 をうまく活かす。1

前回までのブログで英検合格の為には目標設定が必要であるという話をしました。その中で、自分の何を学習するべきかということきちんと把握している方が、モチベーションが維持しやすいし、集中することができるので、身に付くものも多いという話をしました。

具体的な目標設定するために、最優先すべきことの1つが英検の過去問題をまず解いてみるということです。英検の過去問題に取り組み今現在の自分の力をしっかり把握するということです。さて英検の過去問に取り組む上で注意しなければいけないことがあります。

それは制限時間をしっかり守って取り組むということです。定められた時間通りに英検問題をやってみることで、今現在自分で何が足りないのか?ということが明確になります。

時間通りにやって、最後の長文問題1つが解けなかったとします。そうすると、弱点の1つは速読能力or問題解答スピードである ということがわかります。時間を守らないで問題を解いたとしましょう。運良く正解してしまうと、上記の問題点すらわからないわけです。これでも英検の過去問を何回やっても、正確な分析などできるわけが無いのです。

過去問題を解いている時に、正解率の方はあまり気にする必要はありません。何が弱点かということを把握することがまず重要だからです。次回へと続く。

 

英検 目標 設定から始めよう!4

前回のブログでは、英検準1級語彙問題25問で点数アップをするために、4つの選択肢のうちで2つをある程度正確に選べる人が、残り一つを自信を持って答えるられるようにする為の短期的な目標設定の仕方の話をしました。

さて、500語から600語をどのように吸収していくか?ですが、毎日仮にを学習ができる人であれば、1日辺りどの位吸収して行けるのかを、自分が捻出できる学習時間とともに考えていきます。

いずれ当ブログの中で近いうちに、英単語学習の仕方について詳細にお伝えするつもりですが、インプットをしっかりやり、復習もしっかりすると1か月位で乗り切れるかもしれません。(私は1か月位で無理なくクリアできます。)

短期目標について話を戻すと、復習を通勤中にしっかりやり、毎日自宅でインプットをする時間が1時間位とれるという方であれば、毎日20個位ずつインプットしていくのが短期的な目標になります。土曜日や日曜日にもう少し時間が取れる方であれば、このスピードをさらに早めることができるかもしれません。たくさんの英単語を覚えるのは大変ですが、現実的な目標が見えてくると、やる気も俄然湧くものです。モチベーションが上がれば、インプットもより楽になるでしょう。これこそがまさに目標設定をする最大の効用と言えるかもしれません。