一般的に、英検学習をする場合、それぞれの級に応じた対策を取ることから皆さん始めますが、それぞれの対策をとる前に、もっと重要なことがあるということを忘れがちです。それは現在の自身の実力と弱点を詳細に知る事と揺るぎない基礎力の養成です。

例えば、実際に『英検準1級にチャレンジされる方で英文がスラスラと読めない、リスニングも過去問を使って何度チャレンジしても全然聞けるようにならない』という方がいました。

独学で英検準1級を目指していた当時、この方は過去問を相当やり込んだそうなのですが、『英単語を覚えていないから読めないんだ』と思い、英単語を沢山覚えました。確かに解らない英単語は減りましたが、読むスピードは早くならなし・・・全く聞けるようにもなりませんでした・・・。そんな状況を抱えて当教室にお越しになりました。

絶対的な基礎力の養成というのは、英文法を理解した上でスラスラ読めるようになる力、頭から英文を聞けるようになる事です。そして、この基礎力無しに、級別の対策を始めてもあまり効果は上がりません。

実際に、何回も2級の1次試験にチャレンジしても受からない・・。準1級1次試験を受けて落ちている・・。ということは無いでしょうか？また、たくさん単語を覚えたのにさっぱり読めるようになっていないという事はないでしょうか？英文が自分のフィーリングと合う場合には読めるのに、合わない場合は読めないということはないでしょうか？問題集や過去問題を使って学習しても、解説がよく分からないという事はないでしょうか？

こういったら症状をお持ちの方は、基礎力に問題があると考えられます。基礎力に問題がある方が級別の講座に参加をしたり、対策本をやったりなど、級別の対策をとってもほとんど効果は上がらないでしょう。 必要な事は基礎力の養成です。

基礎工事無しで、家を建て何度立てても崩れる時に、自分の部屋の内装工事を始めるでしょうか？私には絶対的な基礎力なしの級別講座や対策はそのような状態に思えるのです。

実際に、世間一般の級別の対策というものが本当に効果があるのだろうか？と疑いの目を向けたくなるケースがたくさんあります。レベルが高くなれば高くなるほど、よりガッチリした基礎力が求められます。英検の級が上がれば上がる程、単に過去問を解けば、合格出来るものではありません。

当教室ではまず生徒さんの現時点での状況を把握し、弱点に応じた対策をご提案させて頂いています。

当然のことなのですが、解らないこと、複雑なことを可能な限り、シンプル理解しやすい形で解説させて頂いております。理解できないものは、基本的に応用が効かないので、わからない状態のものを放置しておく事は、長い英語学習の視点から見ると丸暗記をしていることと同じになります。

生徒さんによっては、その場でジックリ考えて頂く場合もあります。あまり自分で悩まずに、スグに答えを知ろうとすると忘れやすくなるものです。

重要な事は、授業中に習った事、自分が解らなかったものを、あたかも新しいソフトをインストールするかのように取り入れ、自分で応用出来るようになることです。 

英語教室に通っている間（＝月に数時間など）だけ英語学習を真剣に行っても、たいして力にはなりません。確かな英語力は、日頃の学習の積み重ねです。それ故に、日ごろの英語学習をうまく進めて行くことが重要です。

当英語教室では、少人数教室のメリットを活かし（＝一人一人の学習状態を講師が把握している故に、細かいケアが出来るのです。）以下の点に注意を払い、日常学習のサポートをさせて頂きます。

・学習の進行具合、上達に応じて、次の目標・課題を設定のご提案・サポート
　（＝学習のモチベーションＵＰ・継続につながります。）

・学習経過を観察し、問題点を感じた場合はそれを指摘。
　（＝自分で自分の問題点はなかなか把握出来ないものです。）