英検 整序問題 対策

 

英検 整序問題 対策

 

英検リーディング問題の中で、2級の試験まで出題される 英検 整序問題 を苦手とされている方が多い。そして〝どうすれば整序問題が出来るようになるのか不明だ〟と思われている方も多いと思う。心配しなくても、シッカリと手順を踏んで学習していくと、ある程度の点数は取れるようになる。

今回は 英検 整序問題 対策 についてお伝えしたい。

 

英検 整序問題 対策 はどのような手順で進めるべきか?

 

英検 整序問題 対策を進めようとすると、多くの方が問題集の問題をひたすら解こうとする。この対策を行った後、結果は大きく二つに分かれることが多い。1問ないしは2問位しか出来ない人と、ほぼ全問正解出来る人達である。

この理由は、整序問題を解くのに十分な知識がある人は、元々持っている知識を問題演習を通じてうまく応用する力が付くので得点に結びつけることが出来るようになるからであり、知識が無い人は、問題演習を行っても、応用力が育たない為である。知識の充実こそが、まず一番最初に行わなければならない事である。

英検整序問題の対策を行う手順は以下である。

 

1.基本英文法を理解する。

2.語法 イディオム 知識を充実させる。

3.文法的な着眼点を身に付ける。

4.短文 英作文 練習を行う。

5.  頻出問題を解いておく。

6.解き方の手順を知っておく。

 

英検 整序問題 対策 は基本英文法の徹底的な理解から

 

英検 整序問題が壊滅的に駄目だと言う人は、基本的な英文法知識があるか?をまず考えて欲しい。基本的な英文法の知識というのは、体系的な英文法の知識の有無である。

これが出来ていない人は、まずこれをシッカリやる方が良い。様々なタイプの問題が出題されるが、基本事項が理解出来ていなければ、どんなに頻出問題などをこなしても語句を正確に並び替える基本的な考え方が出来ないし、過去問題などで問題を解き、解答を確認しても解答自体を理解出来ない為である。

例えば「不定詞なのでto の後ろには原形を置きます」などと書いてあっても、不定詞と言う概念を理解していなければ、これを読んでもピンとこない。明確に理解出来ていなければ、実際の並べ替えで to が入ってても、その使い方に気付けない筈である。

基本的な英文法の体系的な知識の構築に興味がある方は「英文法力 を効率的に高める学習手順」を参照して欲しい。

 

語法 イディオム知識も英検 整序問題 には必要

 

体系的な英文法知識を得ても、英単語の使い方である語法やイディオム知識が無いと解けない問題も多い。

英検は級ごとに出題される範囲がある程度決まっているので、試験範囲の語法 イディオムは理解した上で吸収しておく必要がある。

もし、2級を受験するとすれば、2級は勿論、準2級などそれより下の級の物はシッカリと身に付けておく必要がある。必須英単語を覚えながら、同時に語法も少しずつ吸収していく必要がある。

 

語句整序2

 

文法的な着眼点を身に付ける。

 

基礎的な英文法が体系的に理解出来ていても、文法的な視点がなければ、英検 整序問題 で素早く解答できない。ここで言う文法的な視点と言うのは・・・

例えば、問題の中にwhat がある時に・・・以下のように幾つかの文法的な可能性を考えられることである。

 

・疑問詞のwhatではないだろうか?

・関係代名詞のwhatの可能性はないだろうか?

 

また、別の例であるが、It   that という形がある時に・・・・以下のように可能性を考えられることである。

 

・形式主語のIt   thatでなないだろうか?

・強調構文のIt  thatではないだろうか?

 

文法的な視点があると、幾つかの可能性を疑えるので、難解な物でも意外と簡単に解けてしまう事が多い。

さて〝文法的な視点をどのように構築していくか?〟であるが、それは、英文法項目ごとに分かれた英文法の問題集を解き、解答の根拠を確認しながら、解答することを繰り替えすことである。(※文法的な着眼点に関しては、TOEIC part 5 勉強法 の中の〝文法的な着眼点をどのように獲得するか?〟も参考になると思うので、興味のある方は参照して頂きたい。)

 

短文 英作文 練習 をシッカリ行う。

 

英検は時間制限がある試験であるので、英検 整序問題 では与えられた選択肢をみて、スピーディーに文章を組み立てられなければならない。

その為には、上記で述べたように基礎的な英文法の理解、語彙表現の充実、文法的な着眼点が必要であるが、これをある程度使いこなせるようにしておくことである。その為には、短文 英作文 の練習をこなすことが非常に役に立つ。(※短文 英作 練習に関して興味がある方は「短文 英作文 練習が英会話を上達させる」を参照して欲しい。)

 

英検 整序問題 の頻出問題をこなす。

 

英検は範囲が決まっている試験であるので、英検 整序問題 にも頻出問題がある。基礎的な英文を組み立てる知識が付いた後で、級ごとの頻出問題をこなしておき、自分が知らないパターンに関しては、復習をしながら吸収する必要がある。

この時に役に立つ問題集は、英検過去問題集である。出来る限り多くの過去問題集の問題をこなし、パターンを熟知しておくことである。

 

英検 整序問題 解き方 手順

 

英検 整序問題 を解く時の考え方であるが、まず主語 動詞などを含めて文の骨格を考えてしまうことである。それから、枝葉の部分を継ぎ足していくことであるが、この時に、語法や文法的な着眼点から考えてみることである。

例えばask という動詞が使われていたら・・・・

・「ask 目的語 to do」で組み立てられないだろうか?

(※このタイプの動詞についての詳細が知りたい方は〝動詞 人 to do 型の動詞のページ〟を参照して頂きたい。)

・「ask 人 物」ないしは「ask 物 of 人」で組み立てられないだろうか?

と考えてみることである。

 

英文法 英検 用対策の効率的な進め方。

英文法 英検 用対策の効率的な進め方。

 

英検の英文法学習を開始したいけれど、何から手を付けると良いかわからない。という方もいらっしゃると思う。そこで、本日は 英文法 英検 用対策についてお伝えしたい。

 

英文法 英検 用対策には2つの側面がある。

 

英文法 英検 用学習を進めて行く上で、2つの点をまず考えなければならない。それは、一口に英検用英文法 と言っても・・・

 

・英検リーディング問題を読むのに必要な英文法

・英検 文法問題用の英文法

 

という2つの側面があるからだ。

したがって、それぞれに必要な対策を効率的に進めて行く必要がある。

 

英文法 英検 リーディング編

 

英検リーディングで必要な英文法は、ズバリ〝英文を読むための道具としての英文法〟を獲得することである。

英語の文章の構造を、しっかり取ることができるように学習していく事である。体系的な英文法の知識を獲得することである。

一つ一つの英文法の知識は、それぞれ他の英文法知識と連動しているので、そのネットワークの形成を確実にしていかなければならない。

また、このような英文法知識のネットワークがなければ、後述する文法問題用の対策を始めようと思っても、問題集を見た時に理解できないために、対策をうまく進めることができない。

したがって、まず、英文法項目の全体を把握する作業を最初に行わなければならない。(※英文法のネットワーク作りをうまく行いたい方は〝英文法力を効率的に高める学習手順〟を参照頂きたい。)

 

英文法 英検 文法問題編

 

英検リーディング問題の中には、文法そのものについて尋ねてくる問題がある。適切な関係代名詞を入れる問題や、時制に関する問題などだ。

これに関しては、単に体系的な文法を知っているだけでは点にならない。これに向けた学習が必要になる。

 

問われる文法の範囲について事前に確認する。

 

英検4級を受験する方が、関係代名詞について理解する必要はない。それは、3級の範囲である。

また、英検3級を受験する方が、仮定法について学習しても仕方がない。それは、3級では仮定法について問われないからだ。それが必要になるのは、準2級からだ。

このように、受験級により、出題されるものと、出題されないものがあるので、文法問題対策をする時には〝どの範囲まで学習するのか?〟を英検過去問題などを参考に事前に考えておかなければならない。

 

文法問題の出題のされ方をどのように学ぶか?

 

英検で文法問題がどのように出題されるか?を学ぶ方法は、英検文法問題集を解きながら〝どのような英文法問題が出題されるのか?〟を体得する事である。

問題を解いていく作業を進めると、少しずつ〝関係代名詞の場合はこのような事が出題される〟ということが理解できるようになる。

逆を言えば、これが理解出来ていない間は、試験に出題されるポイントが見えていない事になる。これが出来るようになるまで行わなければならない。

 

問題集はどのように使うか?

 

試験に出題されるポイントを把握できるようになるためには、文法項目別の英検文法問題集を使うのが良い。

〝時制では、このような点がよく試験問題になる。〟〝仮定法では、このような部分がよく問われる。〟ということがわかるようになるまで学習する必要がある。

この時に重要であるのは、問題が正解できるかどうか?だけではなくて〝解答の根拠がしっかり把握できるようになる事〟である。

したがって、問題集の正解・不正解だけではなくて〝どうしてこの問題は、答えがAであるのか?〟〝なぜBでは駄目なのか?〟と一つ一つ説明できるようになるまで使う必要がある。

この際、問題を覚えてしまっても構わない。それは、解答の根拠がきちんと説明できるかどうか?を訓練するために問題集を使うためである。正解・不正解を確認する為に使う訳ではないからだ。

文法項目別に、このような学習を進めていくと、ある段階まで来た時に、一定水準知識を獲得することができ、必ず正答率が上がる。

このようなことを考えると、問題集はとりあえず、まず1冊を確実に潰すことが重要になる。2冊も3冊も最初から購入する必要はない。

 

速読力にも繋がる文法問題的視点

 

問題集を通じて獲得した文法的な視点は、文法問題の得点力を向上させるだけではなくて、リーディングの速読力を向上させることにも役立つ。

(※これは、『英検reading学習の効率的な進め方』〝なぜ語法知識が不足しているとreadingスピードが落ちるか?〟) でも記したとおりなのだが、語法・文法的な知識をたくさん持っていると、それだけ先の展開が予想しやすくなるためである。文章の構造をより早く見抜けるようになる。

結果として英文を読むスピードはどんどん上がる。また、文章をスピーディーに読むことができるようになると、〝多読 英語 学習〟を開始することも可能になる。

 

英検 英文法問題対策はその他の試験勉強にも繋がる。

 

英検学習を通じて英文法問題対策をかっちりやっておくと、のちのちTOEIC対策などをは始めた時に、その知識は当然ながら生きてくる。

多少試験によって問われる視点も変わってくるが、基本的に同じ英語であるので、そんなに方向性がズレる事は無い。また、英会話をする時にも、知識が多い方が、作れる英文の範囲が多くなるので、結果として英会話上達のスピードも速くなる。

ある一定期間、文法的な着眼点を高めるような学習をしておくと、長い目で見た時に英語力を短時間で向上させることに繋がる。