英検 reading 学習の効率的な進め方

英字新聞

 

英検 reading 学習の効率的な進め方

 

英検 reading 出来ない理由をまず探る。

 

英検学習をしていて、英検reading部分が思うように点数が伸びないと言う方が沢山いると思う。

reading部分が出来ないと言っても症状は色々ある。まず、”自分がどのような症状を抱えているのか?”をシッカリ知ることから始めるのがベストだ。

 

英単語が解かれば英文が読める場合。

 

英文の構造はある程度取れるが、意味が理解出来ないと言う場合、これは知っている英単語の数が少ないためだ。

このような人達は語彙力を上げることを考えた方が良い。

(※ 語彙力強化方法について気になる方は「 英単語 覚え方 」を参照して頂きたい。)

ただし、英単語の数を増やすのは容易ではないことに加え、文脈を推測する力が付けば、ある程度英単語の意味を推測できるようにもなるので、文脈を推測出来るようになる力を獲得することも重要だ。

解からない英単語を辞書で調べながら同時に文脈推測力を磨く練習をすると良いだろう。

英語辞書を使って文脈推測力を磨く方法については「英語辞書の正しい使い方を知って10倍得をしよう!」を参考にしてみて欲しい。

 

英単語が解かっても英文が読めない場合。

 

英単語が解かっていても英文が読めない場合、これは英文の構造が取れていないことになる。

そして、この原因は英文法の体系的な理解が出来ていないことが原因だ。体系的な英文法をまず理解し、正しく英文を読めるようにすることが必要だ。

正しく英文を読むという事は「文章構造がこうだから、このような意味にしかならない」と言う風に、自分の主観やフィーリングを排して英文を読む事だ。

例えば、以下に2つの英文がある。

①To eat Ramen is his hobby.

②To eat Ramen, she went to the restaurant.

 

どちらも「To eat Ramen」で文章が始まっているが、①番のケースでは「ラーメンを食べること」と訳し、②のケースでは「ラーメンを食べるために」と訳す。

それでは、どうして①のケースでは「ラーメンを食べること」と訳すのか?それは文章の主語の位置で使われているからである。一方②のケースでは、主語はshe であるので、~すること という訳し方は成立しない。

単純に自分の知っている英単語を文章に当てはめて意味を取る方法では、たまたまそれが当たった時にしか、正解の和訳に辿り付けない。

こんな方法で一つの長文を読んでも、英文全体を何となく根拠のないフィーリングで読むので、読み終えても、イマイチピンとこない。そして、内容理解があいまいな状態で設問に進んでも、正解にうまく辿り付けない。

ところが、正確に考える術を理解していると、正確な和訳が出来る。そして文章全体をキチンと理解するので、内容理解がうまく進む。

このように、正確に考える術を獲得するの上で非常に重要であるのが、体系的な英文法である。

体系的な英文法力を獲得する方法は 「 英文法力を効率的に高める学習手順  」を参考にして頂きたい。

 

英検の英文は読めるが正解を導けない場合。

 

これは、英文の意味が取れているか?どうかの問題ではなくて、内容理解の問題だ。英文は読めるのに、正解を導けない場合、考えられる原因は2つだ。

 

①本文の内容を誤った方向で捉えている。

②選択肢の内容を誤った方向で捉えている。

 

どちらも理解力に関係している。そして、これは英語力の問題ではなくて、国語の現代文の力とも関係しているように思うのだが、内容理解が苦手な人の対策は、書かれている内容を客観的に把握する練習を積み重ねる事だ。

英文の和訳はきちんと出来るのに、内容理解がきちんと出来ない人は、解釈する上で自分の主観を入れている傾向がある。自分のフィーリングと合う文章の場合は、正解できるが、合わない時は不正解になる。

正答率を上げる為には、英文を一度和訳し、その後で英検過去問題集にある日本語訳と比較し、この日本語和訳を読んで本当に内容把握できているか?確認することが重要だ。

また、選択肢を誤った方向で捉えがちな方は、選択肢を選ぶ際に必ず〝これは本文の何処で主張しているか?〟一つ一つ吟味する必要がある。

 

英文の内容理解も出来るし、選択肢もキチンと選べるが読むのに時間がかかり過ぎる場合。

 

このケースの問題点は速読力である。

 

〝英文を読むスピードが遅い〟場合、原因は以下に分かれる。

 

1.英文の構造を取るのが遅い。

2.英単語の意味は覚えているが、語法知識が不足している。

 

英文readingの機会を増やし、英文構造把握のスピードを上げる。

 

1〝英文の構造を取るのが遅い〟場合、これはやはりreadingの量を増やす事を考えた方が良い。量を増やすことでスピードはドンドン上がる。

(※英検問題を沢山読むことも重要であるが、自分の興味のある分野について多読をしてみることも効果的だ。多読について興味がある方は「多読 英語 学習の進め方。 」を参照頂きたい。また、英字新聞で英語のインプットを行いたい方は「英字新聞 学習法」も参照頂きたい。)

 

2〝英単語の意味は覚えているが、語法知識が不足している〟場合、これは語法知識を少しずつ増やすことだ。

・語法知識が増えるとreading スピードは上がる。

 

なぜ語法知識が不足していると、readingスピードが落ちるか?

 

英単語の意味は解っているが、語法の知識が少ないという方は、英検readingを進めて行く時に、スピードにおいて問題が出てくる場合がある。

 

それは、英文を読みながら、先の展開を予測できない為だ。

 

例えば〝allow〟という英単語を覚えた時に「許す」や「可能にさせる」という事だけを覚えて・・・

This money allows you to go to America.

 

という英文を読んで和訳は出来るかもしれない。

 

ところが、allowの意味だけではなくて「allow 人 to do」という使い方を覚えると、上記英文を読んだ時にallow you to というところまで目に入った段階で「次に動詞が来る」ということを予測しながら、読む事が出来る。またその構造が閃くので、英文を見た時に、構造を把握するのも早くなる。

 

この状態は、自動車を運転している時に「次の左カーブは曲りがきつい」ということを標識などで予め知ることが出来れば、当然ながら、減速してカーブに入ることが出来るが、その情報無しでカーブに入ると、全ての動作が後手後手に回るために、運転がスムーズに出来ないのと似ている。

 

このように、様々な語法が頭の中に蓄積されてくるにつれて、英文を見抜けるスピードはドンドン増して来るので、語法知識を英文法学習や英単語学習と同時に行っていくのが良い。

 

英文は早く読めるが、一つの長文を解答するのに時間がかかり過ぎる場合。

 

英文を早く読めるのに、長文問題に時間がかかる理由は、2つの点に注意する必要がある。

 

・話の流れが掴めていない。

・スピードと正答率のバランスを最適化する。

 

①のケースは〝一文一文を早く読めて理解できても、全体で何を言っているのか?分らない〟状態であると考えられる。〝木を見て森を見ず〟の状態だ。

②のケースは〝正答率を高めようとする為に、スピードが落ちている〟状態だ。

 

 

話の流れが追えるとreadingスピードが上がり速解力も上がる。

 

英検長文問題を解くのに、時間がかかる原因の一つに、話の流れを追えていないことがある。

良い英文であればあるほど、話の中に流れがある。

英検問題は、たまに首をかしげるようなものもあるが、きちんと作られたものが多いので、話の流れがシッカリしている英文が多い。

この流れが掴めた状態で英文を読む場合と、読めない場合ではreadingスピードに大きな差が出てくる。そして、流れが掴めると、話を読みながら記憶していけるので、選択肢を選ぶ段階で本文と選択肢の行き来きが短くなるので、解答する時間が短くて済む。

英検 reading 部分で時間がかかり過ぎる人は、日頃の英検学習に、話の流れを追う練習を加えた方が良い。

”話の流れが掴めているかどうか?”を確認する方法は、自分で長文を一つ読んだ後で〝どのような話であったか?〟を確認することだ。話の流れが掴めていると、必ず説明出来るはずだ。ところが、これが出来ていないと説明が出来ない。

話の流れを掴むのが苦手な人は、これをやった方が良い。

 

速読力と速解力のバランスを考える。

 

速読力を上げようとすると、読むスピードそれ自体を上げようと考えがちだ。

ところが、どんなにスピードを上げても、解答する段階で時間がかかると、結局本文を再度読む必要に迫られる。また、スピードを上げても、解答する段階で正答率が下がるのであれば、そのスピードは意味が無いものだ。

速読力と速解力のバランスを取るという考え方が重要になる。 

実際に英検過去問題を読みながら、常に2つを意識しながら読むと良いだろう。 

また、長文問題で時間を短縮する方法の一つとして、選択肢の作り方を研究することもある。選択肢がどのように作られるか?が見えてくると、4つの選択肢のうちの2つ位は、案外簡単に排除することが出来て、結果として解答時間短縮に繋がる。これも速解力を高める方法の一つである。