英文法 英検 用対策の効率的な進め方。

英文法 英検 用対策の効率的な進め方。

 

英検の英文法学習を開始したいけれど、何から手を付けると良いかわからない。という方もいらっしゃると思う。そこで、本日は 英文法 英検 用対策についてお伝えしたい。

 

英文法 英検 用対策には2つの側面がある。

 

英文法 英検 用学習を進めて行く上で、2つの点をまず考えなければならない。それは、一口に英検用英文法 と言っても・・・

 

・英検リーディング問題を読むのに必要な英文法

・英検 文法問題用の英文法

 

という2つの側面があるからだ。

したがって、それぞれに必要な対策を効率的に進めて行く必要がある。

 

英文法 英検 リーディング編

 

英検リーディングで必要な英文法は、ズバリ〝英文を読むための道具としての英文法〟を獲得することである。

英語の文章の構造を、しっかり取ることができるように学習していく事である。体系的な英文法の知識を獲得することである。

一つ一つの英文法の知識は、それぞれ他の英文法知識と連動しているので、そのネットワークの形成を確実にしていかなければならない。

また、このような英文法知識のネットワークがなければ、後述する文法問題用の対策を始めようと思っても、問題集を見た時に理解できないために、対策をうまく進めることができない。

したがって、まず、英文法項目の全体を把握する作業を最初に行わなければならない。(※英文法のネットワーク作りをうまく行いたい方は〝英文法力を効率的に高める学習手順〟を参照頂きたい。)

 

英文法 英検 文法問題編

 

英検リーディング問題の中には、文法そのものについて尋ねてくる問題がある。適切な関係代名詞を入れる問題や、時制に関する問題などだ。

これに関しては、単に体系的な文法を知っているだけでは点にならない。これに向けた学習が必要になる。

 

問われる文法の範囲について事前に確認する。

 

英検4級を受験する方が、関係代名詞について理解する必要はない。それは、3級の範囲である。

また、英検3級を受験する方が、仮定法について学習しても仕方がない。それは、3級では仮定法について問われないからだ。それが必要になるのは、準2級からだ。

このように、受験級により、出題されるものと、出題されないものがあるので、文法問題対策をする時には〝どの範囲まで学習するのか?〟を英検過去問題などを参考に事前に考えておかなければならない。

 

文法問題の出題のされ方をどのように学ぶか?

 

英検で文法問題がどのように出題されるか?を学ぶ方法は、英検文法問題集を解きながら〝どのような英文法問題が出題されるのか?〟を体得する事である。

問題を解いていく作業を進めると、少しずつ〝関係代名詞の場合はこのような事が出題される〟ということが理解できるようになる。

逆を言えば、これが理解出来ていない間は、試験に出題されるポイントが見えていない事になる。これが出来るようになるまで行わなければならない。

 

問題集はどのように使うか?

 

試験に出題されるポイントを把握できるようになるためには、文法項目別の英検文法問題集を使うのが良い。

〝時制では、このような点がよく試験問題になる。〟〝仮定法では、このような部分がよく問われる。〟ということがわかるようになるまで学習する必要がある。

この時に重要であるのは、問題が正解できるかどうか?だけではなくて〝解答の根拠がしっかり把握できるようになる事〟である。

したがって、問題集の正解・不正解だけではなくて〝どうしてこの問題は、答えがAであるのか?〟〝なぜBでは駄目なのか?〟と一つ一つ説明できるようになるまで使う必要がある。

この際、問題を覚えてしまっても構わない。それは、解答の根拠がきちんと説明できるかどうか?を訓練するために問題集を使うためである。正解・不正解を確認する為に使う訳ではないからだ。

文法項目別に、このような学習を進めていくと、ある段階まで来た時に、一定水準知識を獲得することができ、必ず正答率が上がる。

このようなことを考えると、問題集はとりあえず、まず1冊を確実に潰すことが重要になる。2冊も3冊も最初から購入する必要はない。

 

速読力にも繋がる文法問題的視点

 

問題集を通じて獲得した文法的な視点は、文法問題の得点力を向上させるだけではなくて、リーディングの速読力を向上させることにも役立つ。

(※これは、『英検reading学習の効率的な進め方』〝なぜ語法知識が不足しているとreadingスピードが落ちるか?〟) でも記したとおりなのだが、語法・文法的な知識をたくさん持っていると、それだけ先の展開が予想しやすくなるためである。文章の構造をより早く見抜けるようになる。

結果として英文を読むスピードはどんどん上がる。また、文章をスピーディーに読むことができるようになると、〝多読 英語 学習〟を開始することも可能になる。

 

英検 英文法問題対策はその他の試験勉強にも繋がる。

 

英検学習を通じて英文法問題対策をかっちりやっておくと、のちのちTOEIC対策などをは始めた時に、その知識は当然ながら生きてくる。

多少試験によって問われる視点も変わってくるが、基本的に同じ英語であるので、そんなに方向性がズレる事は無い。また、英会話をする時にも、知識が多い方が、作れる英文の範囲が多くなるので、結果として英会話上達のスピードも速くなる。

ある一定期間、文法的な着眼点を高めるような学習をしておくと、長い目で見た時に英語力を短時間で向上させることに繋がる。