英検 学生 さんの最近の傾向

英検受験をしている学生さんを見ていて最近思う事は、学生さんの英文を読む力が著しく低下しているということです。オーラルコミュニケーション主体の教育を受けていると、なかなかリーディングをすることに時間を使うことができないためなのか、読む力が落ちていると思います。

私たちの時代と比べて、はるかに聞き取りや話す力は高いので、 英文を読む力がもう少し上がると、英語力全体が向上するのに勿体ないと思います。

英検を受験する時に、英文をスラスラ読めるという学生さんが、なかなかいないのが現状です。英文を読むための訓練にはどうしても時間がかかるため、辛抱強くやって頂くより他はありません。

最近の学生さんが英文を読めなくなってきている理由の1つは、英文法の体系的な理解が不足しているところが大きいと思います。

本当は英語というのは、理屈が半分で感覚が半分であると思うのですが、最近の学生さんは教科書を丸暗記するようなことばかりやっていて、英語が暗記科目の1つみたいになっているので、英文法の理解がどうしても不足しています。そうすると、英文を読む時にも、なんとなく文章を読むしか術がなくなるため、結果としてなんとなく意味が分かる・・・というぼやけた状態になってしまいます。

学生の間は、これでも良いかもしれませんが、社会に出ると英語力がどの程度あるのか?という部分が問われます。そうすると、英語が読めないと、仕事をする上での英語力にはなかなか結びつかないものです。

英検学習を段階的に継続しながら、バランスの取れた英語力を身につけて欲しいと思います。

英検2次試験 準1級合格者A.Tさんの場合。

先日、英検準1級面接を無事合格されたA.Tさんのコメントと成績表を当ホームページの「英検 実績と生徒さんの感想」に本日公開させて頂きました。

興味のある方はどうぞご覧ください。

 

英検面接で思うように進まないという方の中には色々なケースがありますが、A.Tさんの場合は「発想力養成」が大きなテーマでした。

英検2次試験面接までの短期間で、本当にメキメキ発想力を伸ばしてくれました。

合格おめでとうございます!!

英検学習時間 まとまった時間学習するメリット

英検準1級の為の学習をしているある生徒さんは、90分間勉強をするのに慣れているといいます。これは英検準1級の筆記試験時間と一緒なので、普段からこのような状態学習し続けるというのは、本番の英検試験の時にも疲れなくて良いと思います。英語の力がどんなにあっても頭が疲れてきて、集中力が低下すると、その実力発揮できなくなります。

普段仕事などで忙しい生徒さんは、細切れ時間を活用して英語学習を行うと思うのですが、このような方は時々まとまった時間に集中して学習してみることもやっておいた方が良いと思います。定期的にそのように、自分でそのように学習しておくと、時間が長くなった途端に集中力が低下して駄目だ ということが分かったり、またその逆で、時間が長くなってもあまり集中力で変化がないということが分かれば、あまり心配しなくてもよいことになります。

学習時間を、細切れにしないことのもう一つのメリットは、作業に対する慣れを作りやすいということです。何かの作業をしている時に人間は、ある一定時間以上やっていると慣れができます。ところが細切れでやっていると、なかなかこの慣れと言う感覚が掴めないわけです。まとまった時間の学習にはそういうメリットもあると思います。

英検 速読 が出来るようになる為に。

難関の英検学習に取り組んでいる生徒さんが、 1次試験を受験したのですが『まだ怖くて採点ができていません。』とある日のレッスンでおっしゃっていました。

『結果かどうか?ということももちろん重要ですが、全体でどういう感じだったのか?知りたいので可能な限り早く状況教えてください。リーディングのほうは全体的にどうでしたか?』:私

『じっくり読む訓練を今までしてきたからか、今までにない位時間ぎりぎりのところで試験が終わったのです。』:生徒さん

『どういうことですか?今まではそんなに時間が余っていたのですか?』:私

『はい。10分とか余っていました。』:生徒さん

『え!!!! どうしてそんなに余っていたのですか?』:私

『はい・・・。』

実はこの生徒さん当英語教室に通われるようになってから、今までとはかなり違う方向で学習を始めたのです。以前教室に通われるまでは、設問を先に読み、必要な箇所だけを読むというスタイルで挑んできたのですが、なかなか点数にならなくて困っておられたのです。以前までの英検試験で時間が10分も余っていたのは、本文全体をほとんど読んでいない為だったのです・・・。

これではまずい・・・ということで生徒さんにお伝えしました。 続きは次回。

英検学習 が順調に進んでいる生徒さん。

英検試験までもう少しになりましたが、一次試験対策は進んでいますか?

本日はある学生の生徒さんのお話です。英検対策を行っているのですが、非常に順調に進んでいます。4月の段階で5割位の正答率だったものが、前回のレッスンでは98%にまでなりました。半年間でこれだけ出来るようになったのは、素晴らしいことです。

この学生さんの良いところは、一つ一つの事を確実に身に付けてくれることです。ですから、時間が経過すればするほど、確実に全ての能力が上がります。

8月になるまでは、リスニングに関しては、教室ではほぼ何も手をつけずに、英文法、英単語力を含めた英語基礎力の充実に徹底的にこだわったのですが、やはりその作戦は間違っていなかったようです。

8月になり、リスニングに手をつけ始めた時は、6割位の正答率でしたら、今はリスニング問題全体で1問間違うかどうか?です。

英検試験直前になり、この生徒さんに最後に伝えたことは『かなり出来るようになったから、うまく行くと満点もありうるかもしれないけど、満点を狙いで試験を受けては駄目だよ。確実に正解を選ぶことを心がけて、結果として満点であれば何も問題はないけど、満天が先に頭にあると思わぬトラブルが起きかねないから』ということでした。

英検試験では慌てずに、確実に設問に答えて下さい!

英検二次試験 対策 で目覚ましい進歩を遂げる生徒さん。

前回のブログでは英検二次試験対策で挑んで生徒さんの話をしましたが、今日もこの生徒さんの話をお伝えしようと思います。

この生徒さんは、前回もお伝えした通りなのですが、何か1つ自分が言いたい表現を思いつけないと、そこで答えが行き詰まり困るというパターンが結構多かったのです。それは劇的に少なくなったので、理由を尋ねてみたのですが・・・

「自分が言いたい表現が見つからないと、私はすぐに辞書を引いて調べてしまうのです・・・」とおっしゃいました。

英語学習をしていく上で自分がわからない事を辞書で引いて確認するということは、悪いことではありません。ですが英検二次試験対策のために、自分の口で目の前の状況を表現しなければならない時に、答えをサポートしてくれる辞書のようなものがないと、その答えを口から出せないというのであれば、それは大きな問題です。

その話を私が生徒さんから聞いた時に『ああ・・・それをやっていましたか・・・・』と思わず言ってしまいました。

私はこの生徒さんから授業中に、この状況を聞く前に、思考訓練の重要性の話をしたのですが、思考訓練はこのような状況も打開するのに役立ちます。

例えば「札幌駅はどこですか?」という文章を頭の中に思いつけなければ、この状況に近い日本語を考えてみるのです。重要である事は「自分が札幌駅にたどり着ける状況を手に入れる」ということです。

・どのように札幌駅に行きますか?

・札幌駅への行き方を知っていますか?

・札幌駅は近いですか?

などなど色々考えられます。

このような形で、思考訓練を通じてアイデアを最低3つ、可能であれば5つ出してもらうことにしました。だんだんその成果が出てきているようです。

英検二次試験 対策 で目覚ましい成果を上げる生徒さん。

英検一次試験も間近に締まってきましたが、英検二次試験もおおよそ1ヶ月後です。そのためにレッスンに通われている生徒さんもいらっしゃいます。

ある生徒さんは、二次試験のイラストの描写を含めた全般が苦手で、その対策のために通われているのですが、基礎力が非常に高いため、わずか数回のレッスンでかなり上達してきました。言うまでもないことですが、原因究明と弱点対策がとにかく重要であると痛感させられます。

この生徒さんの問題点は、自分が言いたいことを言えなかった時に、そこで答えに詰まってしまった時や、答える為のアイデアが見つからない時に、パニックで頭が真っ白になるというものでした。自分が言いたい事を、自分の思った方向性で伝えることができなかった時に、混乱してしまうのです。英検二次試験後のための基礎能力は発音も含めてなかなかの状況なので非常にもったいない状況です。

そこで、私はこの生徒さんに「思考訓練」を して頂くことにしました。

テレビのニュースなどを見ていた時に、それに対してどう思うか? などと、幾つか具体例を示して考えることを徹底してやっていただいたのです。そうすると短時間で劇的に状況が変わってきました。答えに詰まることがかなり少なくなったのです。

英検試験面接練習をやっていると、時々この生徒さんと同じような問題を抱えた生徒さんが出てきます。日本人は小さい頃からやはり受動的な学習を続けてきているからなのか、自分が思ったことを瞬時にまとめる事を苦手とする方が多いと思います。

思考訓練がいかに重要かを改めて痛感しました。

英検 面接 リーディング力との関係。

英検の二次試験対策のために、教室にお越しになっている生徒さんがいます。 TOEICでもかなりの高得点を叩き出し、某英検級の1次試験をパスしたのです。

英検二次試験合格までもう少し!というところで前回は不合格になったようです。ですが、基礎力が充実しているので、それなりにきちんと学習していけば二次試験は必ず合格できると思っています。

自分で思ったことを口から出すということを少し苦手としているようです。自分のイメージした方向で英文を作れなければ、そこで答えを口から出せなくなるという状況なのです。ですが、基礎的な英文法理解しているし、英単語もをたくさん知っているので、これから先は少しずつ口から出せるようのトレーニングをしていけば良いだけなのです。

英検試験もこのくらいの水準になると、どんなに英会話が苦手だと言っている生徒さん方としても、そんなに心配する必要はありません。短期間で英会話を上達させることが可能になると思います。そういう意味で、1次試験合格に必要とされる知識というのは、非常に重要な物です。

英会話学習から入ってたリーディングの力を上げる生徒さんをレベルアップさせるよりも、基礎力が充実した生徒さんに英会話を上達して頂く方が、かなり短時間で問題は解決できるものです。(※リーディング学習も継続すればかならず上達します。ただ、それなりに時間がかかるのは確かです。)英文をスラスラ読めるという力は本当に重要であると思います。