英検3級を小学生や中学生の我が子に取得して欲しいけれど、何から手をつけ、どのように学習を進めると良いのか解らないという方もいるかと思います。
状況により、学習の進め方が少し変わってきます。リスニング対策の進め方において、学習者のこれまでの英語学習歴により、大きく変わります。
当英語教室で英検3級に合格された方に有効であった方法ですので、是非参考にしてみて下さい。
英検3級合格に必要な条件・知識
:試験時間 65分(筆記試験40分 リスニング試験25分)
:合格最低点 65点満点中 40点程度
:必要語彙 2100語程度
:出題される英文法の範囲 中学3年間分
現状確認の為に過去問に挑戦しよう!
3級の過去問題を解きながら、チェックして頂きたいポイントがあります。
Part1の語彙問題を解き、どの程度分かるか?
Part1の英文法問題を解き、解説を読み、理解できるか?
Part4以降の長文読解問題を解き、どの程度内容を理解出来るか?
リスニング問題でどの程度正答を出せるか?
語彙問題攻略法
語彙力強化が、英検3級突破で一番重要な部分になります。語彙対策は二段階で攻略して下さい。
まず、出題される範囲の必須英単語を以下の教材を使いながら覚えてしまうのが、最短距離になるでしょう。
これである程度必須英単語を覚えたら、次に、長文問題やリスニング問題を可能な限り大量にこなし、わからない英単語をその都度記録し、覚えていくと、無駄なく学習していけます。
合格を最短時間で狙う場合は、英単語学習を進めながら、時々過去問題を解きなおし、英単語数が確実に増えているか?を確認し、合格ラインを超えたと思ったら、それ以上英単語学習に時間をかけなくても良いでしょう。
英文法攻略法
中学生3年間の英文法をある程度理解出来ている方は、Part1の問題で間違えたところを中心に学習していけば良いと思います。
中学3年間の英文法をあまり理解できていなかったり、Part1の間違えた問題に関して、解説を読んでも理解できない場合は、英文法全体の理解を早急に進めて下さい。
長文問題攻略法
英文を読み、英単語の意味がわかれば、英文がドンドン読めるという方は、語彙力対策を進めながら、大量に英文を読んでみて下さい。
英単語の意味は分かるのに、英文が読めない方は、英文法に難があると考えて良いでしょう。英文法の理解を徹底してください。
リスニング問題攻略法
過去問題のリスニングをやり、正答率が低い方は、以下が原因になります。
・音に慣れていない。
・英文をスラスラ読めない。
小さい頃から英会話教室などに通い、ネイティブと触れ合う時間が長かった方などは、基本的に音に慣れていない 可能性はかなり少ないと思います。
ところが、そういった経験がない方は、音に慣れていないので、沢山過去問を解きながら音に慣れる事をお勧めいたします。(リスニング時間を多く取る)ただし、英語を聞いてよくわからない時に、スクリプトの英文を読み、スラスラ読めない方は、まず英文を沢山読み、リーディング力をアップさせながら、過去問題を解くようにしてください。
整序問題攻略法
英単語や英文法の理解を進めてから、並べ替え問題の対策を始める方が効率よく進みます。森沢先生の瞬間英作文練習をやり、スラスラ出来れば、この部分で点数はある程度確保できるはずです。
瞬間英作文を使った練習は有効ですが、時間もかかるので、合格点数を早急に超えたい場合は、過去問題を解くだけにしておき、その他のセクションで効率良く点数を稼ぐ方が、時間の無駄も少なく済むと思います。他のセクションで点数を稼ぐ方が、学習時間は少なくてすみます。
語句整序問題対策は一番最後に進めて下さい。英単語、英文法など総合的な力が問われるので、最後に取り掛かる方が合理的です。
まとめ
まず過去問題を解き、現状を分析してください。そして必要な事から対策を進めて下さい。学習を進めながら、時々過去問題 でチェックをし、進行具合が順調か確認してみると良いでしょう。