英検長文読解コツ 試験まで僅かな時間で背景知識を増やす方法。

英検1次試験までわずか1週間となりましたが、英検対策は進んでいますか?

今日は、残り1週間でも英検長文問題のリーディング能力を少しでも上げる方法についての話をしたいと思います。

先日、ある生徒さんと英検のリーディング問題をやっていました。そうすると、過去の問題の中にマレーシアのトンネルの話が書かれていました。大雨の時に使うトンネルのことなのですが、この生徒さんは、この話を読んで少し苦労していたのです。

私はこのトンネルのことはほとんど知らなかったのですが、多少なりともマレーシアと言う国についての背景知識があるので、話の方向性はすぐに見えたのです。

私が好きなF1レースにおいて、マレーシアグランプリが1999年から開催されているのですが、この15年間あまりで数々の雨を巡るドラマがありました。熱帯雨林性気候くらいの、中学生程度の知識は勿論ありますが、マレーシアグランプリのフリー走行から決勝レースまでを観ていると「この国では午後の何時位にどのような雨の降り方をするか?」ということが、テレビを通じて経験的に分かっています。(余談ですが、この大雨の激しさのためからこの国での決勝スタート時間は、雨を少しでも避ける為、過去において変化しているのです。)

ですから、生徒と英検の問題をやっていても、大雨の話を読んだ瞬間に、なんとなくイメージが湧くのです。これは英検長文問題を読む時に必要な知識である背景知識が多少なりともあるおかげです。

もし、こういった背景知識が無い方が、英検試験までに様々な背景知識をインプットしたければ、英検の過去問題の和訳の部分だけを大量に読み物として読んでみることをお奨めします。

確かに一度やった問題は出る事はないと思いますが、様々な背景知識をインプットしていくと、英検で話題にしそうなことというのが、なんとなく感覚的に掴めます。ぜひやってみてください。