英検2級になかなか合格出来ない方へ。

 

春になり気温が上がり快適ですが、外を歩くと花粉の為なのか、目が痒くて目薬が手放せないこの頃です。

 

 

さて『それなりに真面目に学習をしているのに、英検2級になかなか合格できないな~』と思う方が結構いらっしゃると思います。

 

本日は『英検2級になかなか合格出来ない方へ』というテーマで、これまでの生徒さんの指導から、合格できない方の中は、どのような問題点が多かったのか?を多い順に記して行きたいと思います。

 

語彙力の不足

英検2級になかなか合格出来ない方へ 

 

〝手持ちの語彙が少なすぎて、文章の理解が思うように進まない〟とか〝第1問の部分で思うように点数が取れない〟いう方が案外多いものです。語彙力が不足していると、どんなに語学センスが高くても、歯が立たなくなります。やはり、語彙の充実は合格するための必要条件の一つです。

 

2級の第1問攻略の為に、パス単のようなもので、英単語を覚えこむ作業も必要になりますが、意外に多いのが〝3級とか準2級の基礎的な英単語の理解が不足している〟というパターンです。

 

英検準2級の問題や、大学入試センター試験の英語過去問題を読んだ時に、わからない単語がゴロゴロ出てくる場合は、準2級レベルまでの英単語に穴があると考えた方が良いでしょう。2級の英単語学習だけではなくて、準2級までの英単語を一度シッカリ覚えてみることをお勧めします。

 

一見、回り道のように見えますが、やさしい英単語ほど、登場頻度は高くなるので、覚え直すことはお得な事なのです。

 

基礎的な英文法力の理解不足

英検2級になかなか合格出来ない方へ2 

 

〝英文が読めない理由の一つに文章の構造が明確に把握出来ていない〟という事があります。そして、文章構造が明確に出来ないのは、基礎的な英文法の力が不足している場合が案外多いのです。〝準2級位までを、文法など意識しないで、なんとなく読んで合格できた〟という方が、このような状況になっていることが多々あります。

 

なんとなく英文法項目を丸暗記して、その知識を基に英文を読んでいるような場合です。例えば英文を読んでいてingが出てきても・・・ 

 

・動名詞

・現在分詞の修飾・

・分詞構文

 

などがあります。

 

文章の中のingを見た時に、どのingになるのか?を把握できなければ、文章の意味を正確に捉えることができなくなる原因の一つになります。基礎的な英文法が危うい時は、一度みっちり文法的な理解を進めることに時間を使った方が得策です。

 

英文の読み込み不足

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“語彙がある程度の水準になっていて、英文法理解もそれなりの水準なのに、英文をスラスラ読み進めるのに時間がかかる”という状態の時、多くの方に見られるのが、“英文を読む時間が不足している”ということです。

 

英語を英語の発想のままで読み進めるためには、やはり読み慣れも必要になります。

 

“英検2級に合格”するためには、英検2級の過去問題を読んでみるのが一番だと思います。“英検の問題を解くために、英文を読むという感覚ではなくて、英検2級の英文を読み物として読む感覚”でドンドン読むことをお勧めいたします。勿論、読み進めながら自分の知らない英単語が出てきたら、それらを覚えていく作業は継続する方が良いです。

 

読み慣れが実感できるまでには、個人差がありますが、みっちり読む練習を継続すると、誰でもある時、一気に上達した感覚になります。

 

英語を聞いている時間の不足 

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英文が読めない方や、語彙力不足が酷い場合は英語を聞いている時間が長くても、ほとんどリスニング力は向上しないので、まずそれらの解決を先に行うべきですが、それらに問題がない方は、聞いている時間が圧倒的に少ないことが多いものです。

 

例えば、英検2級の過去問題のCDを2回とか3回聞いても、“音が聞き取れるようにならない” とか “速さに負けてしまう” というように考えている方は、聞く回数に対する感覚が誤っています。20回とか30回まず聞くことを考えた方が良いでしょう。

 

聞く時間がある程度の水準にならないと、聞けるようにはならない事は、自身の経験からも確かな事だと思います。

2016年3月29日 | カテゴリー : 英検2級 | 投稿者 : hoshinoenglish

英検2級 ライティング 導入について

英検2級 ライティング 導入について

 

少し前になりますが、日本英語検定協会から、2016年度第1回分の試験から、2級でライティング試験が導入される事が発表されました。

今回は、これを受けて「英検2級 ライティング 導入 について」をテーマにお伝えしたいと思います。

 

2016年度第1回目から開始のライティング

 

2016年度第1回目から英検2級にライティングが導入されることになりました。詳細はコチラを。新傾向の問題では、テーマを与えられ、それについて80語~100語で意見を記述できなければなりません。

 

英検対策において、英単語を大量に覚えて、英文が読めるという受動的な知識だけでは対応出来なくなったことを意味します。新傾向に合わせてどのような対策が出来なければならないか?を以下に記したいと思います。

 

英検2級ライティング対策はどうすれば良いか?

簡単な英作をする力

 

ライティング問題で点数が取れるようになるためには、簡単な英作が出来る必要があります。

簡単な英文をスラスラ作れるようにしておくと、解答する為の時間も少なくて済みます。中学3年間で習う英文法項目を使った英作文だけは、確実に素早く出来なければならないでしょう。

 

使える英単語の数を増やす

 

これまでの2級対策では、英単語の数とその意味をを大量に知っているだけで、あまり英単語の運用能力がなくても、高得点が獲得出来ました。

これからの試験でも、単語をそれらを知っておく事は武器になりますが、ライティングである程度点数が取れるためには、意味に加えて英単語の語法について(例えば、動詞 人 to do のような )、ストックを増やすことが重要になります。

意味だけを知っていても、使い方を知らなければそれはライティングでは使い物になりません。

 

自分の意見を持つ訓練

 

簡単な英作文と英単語の語法の理解が出来るようになった上で、次に重要になるのは〝自分の意見を持つ訓練〟です。

知識が幾らあっても、試験会場で、アイデアが見つからなければ、書くのに予想外に時間が取られてしまうでしょう。これを防ぐためにも、日頃から、新聞やニュースで様々な考えに触れながら〝この問題に対して、自分はこう考える〟と言うように、自分なりの意見を持つ訓練が必要になるでしょう。

アイデアがスグに見つかり、スラスラ筆を運ばせる事が出来れば、ライティングにあまり時間を取られずに、他の問題に時間を割くことが出来ます。結果として高い得点を獲得できる可能性が上がります。

 

2015年10月26日 | カテゴリー : 英検2級 | 投稿者 : hoshinoenglish