英検1次試験対策10

英検1試験の対策として英単語を短期集中で詰め込もうという方もいらっしゃるかと思います。

このような時に有効になるのは、英検の過去問題をベースとした英単語が収録された書籍です。私もこれらの英検対策用の単語集を使って覚えたことがあるのですが、頻繁に出題される英単語というのがあるので、覚え込めるのであればどんどん英単語を覚えていって欲しいと思います。

ただし収録されてる語数はかなりになるので、英検1次試験合格という観点から考えるときには、消去法で消せる確率を上げるためにこれらの単語集を使うという発想で挑んだ方が良いでしょう。ですので以下のような戦略をおすすめします。

1.英検過去問の語彙問題取り組んでみて、現時点でどのくらい正解できるのかを確認する。

2.英検合格に必要な総合点数から考えたときに、語彙のセクションでどのくらいの点数が必要なのかを考える。

3.現時点での状況から合格の為に語彙問題で、あと何点必要なのかを考えてみる。

4.英検の過去問題をベースにした単語集を使い始める。

5.いきなり全部を覚えようとしないで、3分の1をまず覚えることに全力を払う。

6.この時点で英検の過去問題に戻り、正答率に変化があるかどうかをチェックする。

7.合格目標に到達していればそれでよしとし、足りないのであれば再度単語集に戻ってみて、残りの3分の2のうちの3分の1位を覚えることに力を使う。

8.再度英検の過去問題に戻り正答率をチェックする。

以下これを繰り返す・・・・

このように英検の語彙対策をしていくと、ある時から必ず消去法で消せる英単語がかなり増えます。そうすると語彙セクションの総得点がかなり上がるはずです。是非トライしてみて下さい。

英検1次試験対策9

英検1次試験対策について、色々と書いてきたのですが、今回は英文法の話をしたいと思います。

英検試験のための英文法を学習していくためには2つの要素を考えなければいけません。

1.基礎的な英文法の理解。

2.英語の構文などを含む、主に覚えていなければどうにもならない英文法の問題。

書店などで売られている英検対策の英文法の問題をやる時もそうなのですが、常に2つの視点を持っていてほしいのです。そして基礎的な英文法の理解が不完全な方は、一見遠回りに見えても、まず基礎的な英文法の理解を徹底してほしいのです。

それは、覚えていかなければならない英文法の問題を学習していく時に、理解しなければならないところが不完全であると、覚えることに集中して学習していくことが出来なくなったり、英文法の問題集をやり込んでも、ちょっと形が変わっただけで問題に対処できなくなります。形が少し変わっただけで問題に対処できなくなるときは、多くの場合、基礎的な文法力に難があります。ですからそこの理解を徹底していかなければならないんです。

基礎的な英文法の理解は、何も英文法の問題を解くだけではなくて、文章を読んだり、英作文をする時にも役に立ちます。

英検1次試験対策8

前回に引き続き英検準1級以上で必要になる英作文対策の話をしたいと思います。

前回のブログで「英検の過去問をやり問題点を把握する」という話をしたのですが、文法的なエラーの他に、たまに見られるのが、設問に対してきちんと答えていないというものです。

「嘘だろう?」と思う人もいるのかもしれませんが実際に、以前こんなケースがありました。(問題は実際の英検とは全然違います。)

例えば・・・・

英作文問題は以下のようなものでした。

「あなたはケーキとチョコレートどちらが好きですか?理由も教えてください。」

このような設問であるのに、それに対する答えが・・・

「私はお菓子が好きではありません。おでんが好きなんです。出汁の旨みがたまりません。」

実際にこういう答えが結構あったのです。大概このような答え方をする質問対応していても、日本語でもコミュニケーションが取れないような方である場合が多いのです。

いくら英語力が付いてきても、このような考え方をしている雰囲気は絶対に英作文で点数は稼げるようになりません。

自分が英検英作文の問題に取り組んだときに、細かい文法的なエラーを修正することも必要なのですが、まず、問題にきちんと答えているのかを本当に考えてみてください。

英検1次試験対策7

本日は英検準1級以上の試験で必要になる英作文について話をしたいと思います。

いつものごとくですが、日本英語検定協会のサイトに行き、英検過去問の英作文の問題をやってみましょう。そして、自分でその英文を見て答えを分析できる方は、何ができていないかをしっかり分析することが必要です。

自分で英文を見て分析できない方は英語の先生などに頼んで添削してもらうと良いでしょう。

赤で添削されたものを見て自分が何が良かったのかをしっかり確認していくことが重要です。

・時制や3人称単数のSなどに多くの誤りが見られる。

・文法的なエラーが多い。

・設問に対してきちんと答えていない。

など様々な状況が見つかってきます。

私の経験上英検英作文の中で多いミスは上記3つです。

文法的なエラーが多い方で、ある特定の英文法項目に関してミスが多い方は、その分野の早急な理解を進める事をしなければなりません。英文法は理解しているのに、時制などに関してミスが多い方は、見直しを徹底するよう習慣づけることと、普段自分が何の時制の時にミスしやすいのか?という事を頭に入れておくべきでしょう。

最後の〝設問に対してきちんと答えていない〟というケースなのですが、たまにいらっしゃるのです。具体的な話を次回したいと思います。

英検1次試験対策6

英検1次試験対策の英作文の話(語句整序問題)を、前回に続いてお話ししたいと思います。

前回のブログの中で、英作文ができるようになるためには 基礎的な英文法の整備 が不可欠であるという話をしました。

基礎的は英文法の整備ができているかどうかを簡単に判別する方法が1つだけあります。

それは実際に英検の過去問の並び替え問題にトライして正解が出せるだけではなくて、それを自分の口できちんと説明できるかどうか?=正答への道筋のを確認してみればよいのです。自分の口できちんと説明できれば、その英文法項目に関してはOKと言えるでしょう。

もし、自分の口できちんと説明できないけれども、正解できているという部分は、かなり怪しい部分です。そこは自分がわかっていないものと捉えてがっちり勉強する必要があります。語句整序問題をやってもできないという方は、多くの場合において基礎的文法に問題があります。

基礎的英文法がある程度確立された後は、英検過去問をやりながら、よく出てくる熟語や構文をできるだけ自分で使えるように覚えていけば良いのです。

自分で使えるかどうか?というところがポイントです。自分で使えないものは、理解が不完全と言うことなので、並べ替え問題で答えることが出来ても、実際の英検面接試験や英検準1級試験で要求される英作文で、それらの知識は使えないので、理解するよう努めてください。

英検1次試験対策5

日本英語検定協会の過去問にチャレンジしてみましたか?英検対策の基本は先ず過去問から入ることです。

さて英検の英作文が苦手だという方もいらっしゃると思います。今回のブログでお話ししたい英作文というのは英検2級までの並べ替え問題に関してです。(英検準1級以上の英作文については後日、お話をしたいと思います。)

英検に出題される並べ替え問題ができないという方が結構いらっしゃいます。その時は以下のポイントを考えてみてください。

1.基本的な英文法の整備は終わっているか?

2.英単語や熟語や構文の知識があるか?

上記2点に於いて英検英作文の対策は考えていかなければいけないと思います。

まず基本的な英文法の理解が完全であるだけでもかなりのことができるようになります。

基本的な英文法の理解というのは、例えば以下のようなものです。

I am good at (      ).

英文法理解をあまり理解していない人でも、なんとなくここに正解を入れることができると思います。ところが、なんとなくの理解だけだと応用ができなくなるのです。

ここで重要な事はatが前置詞なので、後に来るものは名詞を含めた、名詞に準ずる語句ということになります。

理解が不十分な方は、ここになんとなくcookingが入っている英文を聞いたことがある・・・・ などと考え、なんとなくここに正解なるようなもの入れてしまうのです。そしてその問題が正解であればそれ以上先のことを考えないわけです。ですが今回はたまたま出来ても、そのやり方ではその先がないのです。

続きは次回。