英検でレベルアップしてきて、英語の壁に当たるお子さんの話の続きになりますが、重要であることは、正しい学習の方向性をお子さんに示せるか?ということです。
特に、小さい頃から近所の英語教室に通わせて、お子さんを習わせてきた子達に多いのですが、ゲームをやったり歌を歌ったりしていると、知識の量は増えるのだろうと思います。ところが、英検の難易度が上がってくると、英文を正しく早く読めるという力が問われます。これは、暗記量を増やして対処できる問題ではないのです。英検に出題される問題は全て初見の問題ですから、初めてみる英文を自分の頭で考える力が問われることになります。歌を歌ったりカードゲームをやったり、ネイティブスピーカーと英語でコミュニケーションを取るだけでは、これらの力を形成することは厳しいことになります。
ついでを言うと、TOEIC、TOEFL、大学入試試験 これらは全て英語を頭で考えながら読み解けることが問われるので、英語を体験しながら学習するという方式では将来的に困ることになります。
英検で早いうちに、壁にぶち当たり、不合格になった時こそ、自分の英語学習の方向性を一度見つめなおし、正しい方向に向かうチャンスであると思います。