英検基本情報

英検の級別の試験時間(筆記、リスニング)と凡その合格点 必要語彙数をご存じですか?
試験時間と合格最低点数を知っておくことは非常に重要です。合格の極意は最低点を突破する事です。

 級  試験時間  合格点  必要語彙数
 1級  筆記100分 リスニング30分  80点前後/113満点  15000程度
準1級    筆記90分 リスニング25分  70点前後/99満点  7500語程度
 2級   筆記75分 リスニング25分  45点前後/75満点  5100語程度
 準2級   筆記65分 リスニング25分  45点前後/75満点  3600語程度
 3級   筆記40分 リスニング25分  40点前後/65満点  2100語程度
 4級   筆記35分 リスニング30分  40点前後/65満点  1300語程度
 5級   筆記25分 リスニング20分  30点前後/50満点  400語程度

はじめての英検チャレンジの方は、今現在お持ちの資格から自分の水準がどの程度が凡そ予測が出来ます。

*英検と他の試験の相関関係

 英検 TOEIC  TOEFL (IBT) IELTS 
 英検1級  900前後  105前後  7.0-7.5
 英検準1級  750前後  90前後  5.0-6.0
 英検2級  550前後  60前後  4.0-4.5
 英検準2級  450前後  50前後  3.0-4.0
 英検3級  350前後  40前後  2.5-3.0
 英検4級      2.0-2.5
 英検5級      1.5-2.0

*講師が考える英検学習のメリット

・実は英会話能力を高めるのにも有効

英語学習にはスピーキング、リーディング、リスニング、ライティングの4技能がありますが、英検学習はこれらをバランスよく伸ばすのに最適な試験だと言えます。

とかく、昨今の英会話ブームの為に、大人から子供までスピーキングの能力を伸ばす事に目が行きがちですが実はスピーキング力は、これらの4技能との密接な関係があります。

例えばリスニングですが 、英会話をするという事は会話のキャッチボールになります。これはつまり、相手の言うことが聞き取れる力がないと会話のキャッチボールはできないことを意味します。ですから聞き取る力=リスニングか必要になってきます。

次にライティングですが、自分で話をするという事は、自分の頭の中で瞬時に様々な英文を作文でき、それを口から出すということを意味するので、ライティングの能力が高い人ほど、それなりのことが話せるということになります。相手に関心を持って色々と話をしようとしましょう。その時に、様々な疑問文を作れる人ほど、色々なことを質問できるようになります。これはつまりライティングにおいて疑問文を正確に作るという事になります。

一見スピーキングと関係がないように思われるリーディングですが、リーディングは聞き取りと関係してきます。フランス語勉強したことがない人でも、ボンジュールと聞くとほぼ全員が何を言っているかわかります。さてこれが、もう少し長い文章になるとどうでしょうか?フランス語学習の経験がない人は、ほとんどちんぷんかんぷんになるはずです。これは聞き取りができないためでしょうか?聞き取れない人のほぼ全てが、フランス語の文章を読んでも解らないはずです。これは、リスニングとリーディングが結びついていることを表す簡単な例だと思います。英語も同じです。読めないものは聞き取れません。聞き取れないと会話のキャッチボールは成り立ちません。

英検学習には別のメリットもあります。それは英語学習者が最も大変とする英単語を覚えるという部分です。1人で学習していると、なかなかボキャブラリービルディング(語彙増強)は進まないものです。こんな時に英検学習は大変役に立つのです。それは1番上の表を見ても分かるように、英検の各級合格のために必要とされている英単語の範囲というのが決まっているからです。例えば英検5級ですが、合格に必要とされる単語は400です。この範囲の英単語をまず一生懸命覚えてみるだけで、世界はかなり変わってくるでしょう。このように、必要な英単語を段階的に覚えていく学習に置いても非常に英検は役にたつといえます。


・TOEIC学習への橋渡しとして

TOEIC学習を始める人にも役に立つと言えるでしょう。確かに英検には、 TOEICに出題されるようなビジネス系の単語はあまり出ません。

私の指導経験から言って英検2級位思っている方は、いきなりTOEIC学習から始めてもそんなに苦労はないでしょう。というのもある程度、ボキャブラリー、英文法力、リーディング、リスニング能力いわゆる4技能が、ある程度きちんと備わっているからです。

ところが、英検3級位のものを読んだり聞いたりすることが苦手な方がTOEIC学習を始めた場合はどうでしょうか?この状態ですと語彙力も含めて総合的な力が足りないのでいきなりTOEIC学習を始めても訳がわからなくなります。ですからTOEIC学習の橋渡しとして、段階的に学習を進めていくのに英検は最適といえます。


・大学受験を目指す人にも最適

最近の大学入学試験は、英文が長文化する傾向があります。これは大学側が受け入れる学生に対して入学前に英文をある程度スラスラ読める状態であってほしいという意味合いを持たせています。

実際に大学を卒業生が社会で働く時に、社内でTOEICを受験するよう迫られたり、海外の人達とEメールで英語のやりとりが出来る人材を求めているので、そういう社会の要請に対して、大学側も答えるようにならざるを得ないわけですから、受験生に対して、のような能力を求めてくることになります。

受験生は英文をスラスラ読んで、内容を理解できるようになることが必要です。一般的な高校生は、英語暗号解読のような方法で学習する事で終了しているのですが、これでは、それなりの長文を読むことが要求される大学入試試験では高得点を目指すことは難しくなります。英検の受験をしながら、段階的に英語力をつけて行くと、英単語力がないと右往左往することもなくなります。

また取得した英検資格で、大学入試時に点数の加算や学科試験の免除などの恩恵を受けられる場合もあります。

  札幌 英検対策HOSHINO英語教室

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