前回の続きです。〝英検リスニング対策のためには英語の文章を読んでスラスラわかる状態が必要です〟ということなのですが、英単語はわかっているのにスラスラ読めないという方は、大概文章構造そのものをきちんと取れていない方が多いのです。
読んで理解出来ないものを聞き取ることは難しいのはいうまでもありません。このような状態では、英検1次対策の為に、相当数のリスニング問題にトライしても、英検合格に必要なリスニング力をつけることはできません。
英検合格の為にも、遠回りに見えるかもしれませんが、まずリーディング学習に取り掛かって欲しいのです。そして、英語の文章の構造きちんと取れない方が必要になるのは、英語の構文把握の練習になります。
英文を読む際に、ingが出ていても、ある時は動名詞、またある時は現在進行形のING、さらに分詞構文のING、そして現在分詞修飾のINGなどが考えられます。英語の文章読んでいてスラスラと、これらの文法事項をを意識しなくても読んで理解できるようになるまで英語のリーディング技術を高めないと、なかなか聞き取りが出来るようにはなりません。
英語をきちんと構造把握して読むということが苦手な方は、こういった作業をすることは非常に厄介に感じるかもしれませんが、この作業なくして本当の意味で読めるようにはならないのです。この作業なくして英語の文章を読むということは、その場その場のフィーリングで読むことと変わりないのです。ですが、これでは、運が良いときには読めますが運が悪いときには英語の文章読めないという不安定な状態なります。