英単語を覚える時に、皆さんすぐに考える事は「沢山の英単語覚えよう」ということです。
この発想はもちろん大切なことなのですが、忘れがちなのは、自分が覚えてる単語は長い目で見た時に、頭の中に残っているのか?という点です。
この記憶力には個人差もあるので、 一度試してみるしかないと思うのですが、私の知る限り99%の人が無理矢理詰め込んだ英単語は多くの問題を抱えてしまうという点です。何点か以下に問題点を記してみます。
1.簡単に頭からスルりと抜けてしまう。
2.覚えた単語の背景がわからないので、単語の意味を答えられても、いまいちぴんとこない。
3.文脈がない状態で覚えてしまった英単語は応用が効きにくい。
英単語頭に詰め込むと、一見得をしたように思っても、長い目で見ると損だらけです。
そういうことで私は、自分自身が英単語覚える時は勿論、生徒さんが英単語覚える時にも、可能な限り頭の中に長い間留めて置けるように、覚えるよう努めて頂いています。
様々な覚え方があって、最終的にはその個人が自分に1番ぴったりしたものを選択するしかないのですが、私の経験上1番記憶にとどまっていられるのは、以下の覚え方です。
1.英検の長文の過去問題を、本番と同じ気分で取り組み、わからなかった単語を後でチェックする。
2.自分が覚えられない単語を英会話の中で使ってみる。
3.ディクテーションをする。
4.1つの英単語覚えたら、そのカテゴリーの英単語をしらみつぶしに覚える。
そして重要なのは、定期的に記憶のメンテナンス=英単語の確認をし、復習してみることだと思います。
次回は「基礎的な英単語の取りこぼしを潰す重要性」についてです。