英検準2級 中学生 が早いうちに達成したい目標

 英検準2級 中学生 が早いうちに達成したい目標

 

中学生が英語が苦手になる理由の一つに、英語というものがどのようなものか?その全体像をイマイチ理解できない事がある。

 

また、英語が得意だった中学生が高校生になり、英語が解からなくなる理由の一つが、英語水準が入学と共に急に上がった感じを持つからである。

 

英検準2級を中学生で取得する方向で学習していくと、このようなトラブルを未然に防ぐことが出来る。今回は『 英検準2級 中学生 が早いうちに達成したい目標 』についてお伝えしたい。

 

英語基本事項の整備で自然に英語は上達する。

 

英検準2級を中学生が取得できると、学校の英語の勉強は授業はほとんど聞かない状態で、テスト前だけ確認するだけで高得点を獲得出来るようになる。

 

これは、先生の説明をキチンと理解した上で頭に入れていけるようになり、英単語などを覚えることに集中していくことが出来るからだ。掛け算九九をシッカリ覚えた小学生が、数の入れ替えを行うだけで、様々な計算をして行けるようになるのと似ている。

 

この基礎的な力を形成しないで、学校の授業をダラダラ受けていても、結局わからない状態が延々と続くので、面白くもないし、結果にも反映されない。

 

中学生にとって重要であることは、英語学習のアウトラインをさっさと掴んでしまい、日々英語に触れる作業が自動的に英語力の発展に繋がるようにしていくことだ。

 

英検準2級の学習はこの状態を早く作り上げるのに最適だ。

 

学校の授業を英語のままインプットできるようにする。

 

英語が出来る学生ほど、先生の説明は殆ど聞かない状態で(既に理解しているので)先生が話す英文や、教科書に書かれている英文に集中できる。

 

結果として、さして覚える気がなくても、教科書全体をある程度覚えてしまうことになる。(応用力があるので、わざわざ覚えなくても困らないのであるが)

 

一方、英語が出来ない学生は、英語がどのようなものなのか、よく解からないものだから、授業中先生の日本語の説明を聞いていることになる、そうすると頭の中は日本語モードだから、英語でインプットすることが出来ない。結果として、テスト前などに大量に教科書を必死で覚えることになってしまう。そして英語は暗記科目であると勘違いをしてしまい。ますます出来なくなる・・・という泥沼にはまる。

 

英検準2級を目指しながら、効率的に英語力の獲得を目指しもっと楽しみながら英語学習を行いたいものだ。

 

英検準2級 中学生2

 

英検準2級を通じて、獲得出来る基礎力とは?

基礎英単語の整備

 

中学生が公立学校で習得する英単語数は凡そ1000語である。大学受験では少なくても5000語~6000語が必要になる。

 

つまり、中学を卒業してから大学受験までの3年間で凡そ5000位を覚えなければならない計算になる。これはなかなかハードな作業になる。

 

この作業を英検を使いながら進めて行くと、英検3級で1500、準2級で3600と段階的に語彙力水準を上げる事ができるようになる。高校に入学した段階である程度の語彙力水準があるので、高校の英語学習もスムーズに進める事が出来るようになる。

 

基礎英文法の整備

 

英単語を段階的に覚えていくことも非常に重要であるが、体系的な英文法を理解していくことも重要である。英文一文が長くなればなるほど、構造を正確に見抜けないと、英文を正確に解釈できるようにならないからだ。英文をキチンと理解出来なければ、どんなに英語に触れていても、英語力を発展させることは難しくなる。(※ 体型的な英文法学習の進め方について興味がある方は、こちらのページ を参照して頂きたい。)

 

英検準2級は高校2年生水準までの英文法が範囲となっているので、これをクリアできなければ、当然ながら、正確に英文を読めないようになっている。合格するためには、必死に学習するようになる。一度学習したことを高校に入学し、説明を受けると、復習にもなる。

 

リスニング力

 

学校で英語の授業を受けていると、リスニング学習がおろそかになっている場合が多い。英語を聞くと言う習慣が身に付かないことになる。当然ながら、英語が聞けるようにはならない。

 

また、リスニング学習を進めるためには、ある程度の英文法力、英単語力などが必要になる。バランスの取れた英語力が必要になる。

 

英検準2級の学習では、この辺りのバランスが上手く取れるのでお勧めである。

 

英会話力の基礎

 

英検準2級水準まで達してると、日常英会話をする為に必要な英単語や英文法は身に付いているので、興味のある学生さんは英会話をしてみるのも良い。

 

基礎力があるので、ある程度の会話はそれなりに出来るはずだ。日常の英会話学習の一環として、短文英作文学習などをする事もできるようになる。(短文英作文学習に興味がある方は、こちらのページ を参照して頂きたい。)

 

英検準2級の学習が終了したら何が出来るか?

 

英検準2級の学習が終了したら、英検2級を目指す学習も勿論出来るが、大学進学を目指している方は、大学受験の英語学習を始めると良い。

 

これは受験対策の為だけではなくて、受験英語の勉強を進めることで、沢山の英文に触れる事となり、結果として大量の英単語や文脈推測力を獲得できるからだ。大学受験英語問題で多読をするということだ。(※多読学習に興味がある方は、こちらのページ を参照して頂きたい。)

 

実際教室に通っている高校生で準2級を取得している学生さんはセンター試験英語などを開始出来ている。大学受験英語といってもあまりガリガリやらなくても、ある程度出来る水準になっている筈だ。

2015年7月28日 | カテゴリー : 英検準2級 | 投稿者 : hoshinoenglish

英検2級 高校生 が早いうちに到達したい目標

英検2級 高校生 が早いうちに到達したい目標

 

高校生は、高校に入学した直後などは特に、英語学習をさぼりがちになる。ところが、大学入学試験では、英語は必須科目であるので、着実に力を付けて行かなければならない。英語対策は時間がかかるので、少しずつ進めて行きたいところだ。

 

英語学習をさぼりがちな時に、英検学習を目標に進めることで、英語の基礎力を付けながら、大学入試の為の英語力も養成していくことが出来る。今回は「 英検2級 高校生 が早いうちに到達したい目標 」をテーマにお伝えしたい。

 

英検2級 高校生 が早く目指すべき理由。

 

高校生は、大学進学希望者は特に、安定した英語力を付けておかないと、大学入試英語対策をしていく時に、困ったことになる。また、大学に入学し、就職などに向けてtoeic学習を始める時などに、英語力の基礎力が無いと、そのような英語試験の学習をうまく行うことが出来ない。

 

英検2級をパスする力があると、基礎力が既に充実しているので、センター試験英語対策、大学入試英語対策を進めるのが非常に楽になる。従って、高校生の早い時期に英検2級取得を目標としたい。

 

英語学習のモチベーション維持に英検2級が最適。

 

学校の英語の授業がつまらなかったり、いま一つ先生の説明などが解からない時に、英語学習を投げ出してしまうと、大学入試の英語対策に後々困ることになる。

 

従って、そのような場合は、英検2級合格を目標に英語学習を進めて行くことを強くお勧めする。それは、以下のようなバランスの取れた力を獲得することが出来るからである。

 

・語彙力の構築を行う事が出来る

・基礎的な英文法の習得を進めることが出来る

・長文をスラスラ読む事が出来るようになる。(英文速読力の獲得)

・英作文対策の基礎力を獲得できる。

・リスニング力を付けることができる。

 

英検2級 高校生2

 

英検2級を取得するには何が必要か?

 

高校生が、英検2級をパスする上で必要な力は、簡単に言うと、以下の力である。

 

・英文をスラスラ読める力

・英語をある程度聞き取れる力

・簡単な英文をスラスラ口から出せる力

 

英文をスラスラ読めない人は、まずその力を獲得したい。その為には、基礎的な英単語力、英文法力が必要になる。(※具体的な対策の進め方は「 英検 reading 学習の効率的な進め方 」を参照して頂きたい。)

 

また、英語を聴き取る力も当然ながら必要であるので、英文がある程度読めるようになった段階でリスニング対策も行う必要がある。(※具体的な対策の進め方は「 英検 リスニング対策 」を参照して頂きたい。)

 

最後に、2次試験面接の為に、英文を口からスラスラ出せるようにしていく必要がある。これには、短文英作文の練習が有効である。(※具体的な対策の進め方は「 短文 英作文 練習が英会話を上達させる 」を参照して頂きたい。)

 

英検2級対策を進める中で、上記の力を獲得していきたいが、対策を開始するのにはある程度の力がないと、なかなかうまく進まない。

 

対策を進める上での目安であるが、英検2級の過去問題を解いてみて、リーディングセクション、リスニングセクション合わせて、5割を取得できない人は、基礎力が足りないので、1段階下の準2級を取得した方が良い。〝急がばまわれ〟だ。

 

準2級を取得していない人は、まずそこから始める。

 

英検を一度も受けたことが無い人や、2級対策を進める上で、十分な基礎力が無い人は、英検準2級対策から始めて行きたい。準2級までに必要なことをガッチリ吸収すると、2級対策の為にあまり時間がかからない。

 

準2級合格者は2級のための基礎力の穴を塞ぐ。

 

英検準2級を合格した人は、英検2級対策を進めたいが、準2級合格がギリギリであった人は一般的に以下の点において弱点があるので、この穴を出来るだけ早い段階でふさぎたい。

 

・語彙力

・英文法の理解(一部苦手なところがある)

・スラスラ英文を読む力

・正確に英語を聴く力

 

英検準2級にギリギリで合格した人は、語彙力に問題がある方が多い。準2級では凡そ3600語程度を習得している事が求められるが、この水準の語彙力が十分でない人は、この穴をまず防ぐことを考えなければならない。

 

語彙力の不足は、英文をスラスラ読むことが出来ない原因の一つにもので、リーディング学習を行い、穴部分を塞ぐことが一番お奨めの方法である。また、英文を読みながら、怪しい英文法項目がある場合は、その都度、英文法書を使いながら、不明部分を理解するようにすると良い。

 

準2級のリーディングがある程度出来るのに、英語を正確に聞き取れない という方がいる。このような方は、ディクテーションをしながら、正確に音を聞き取る練習をしていくことをお奨めする。

 

英検2級 高校生3

 

英文を読みながら語彙力を構築していく。

 

英検準2級を取得し、英検2級合格を目指す場合、語彙問題の為の対策も必要であるが、英文を読む事を中心として、語彙力を構築していくことをお奨めする。

 

それは、長文部分の配点が高いこともあるが、英文をスラスラ読めなければ、英文が文字になったリスニングで点数を取る事が出来ないからである。

 

実際、様々な生徒さんの指導をしてきたが、英文を読む事をやらないで、英単語を覚えることに気を取れている方程、力が付かないし、英単語も覚えられないという事実がある。英単語単体で覚えてもやはり記憶に残りにくいというのが、理由だと思われる。

 

英検2級取得と受験英語学習をどのように結び付けるか?

 

英検2級を取得した後に、受験英語学習を開始しようと考えている方は、ある程度バランスの取れた基礎力が整っているので、志望校の過去問題を購入し、英文をどんどん読んでみると良い。設問を解きながら、知らない英単語や語法をストックしていくだけで、バランスよく受験英語対策が進む。 

 

センター試験英語対策が必要になる方は、過去問題20年分の英文を読んでみると良い。過去問題を沢山読むと、英文速読力も有る程度付いているはずだ。

 

志望校過去問の英文を読みながら、英語学習をしていくことで、英語力も付き、次に行わなければならない対策が出てくるはずである。それに向けた対策をしていくと良い。

 

2015年7月13日 | カテゴリー : 英検 学習 | 投稿者 : hoshinoenglish

英検 長文読解 内容正誤問題

英検 長文読解 内容正誤問題

 

英検で得点を上げるためには、語彙力、英文法力など多くの力がある程度バランスよく出来なければならないが、長文読解の力は単にリーディングセクションの得点アップに繋がるだけではなく、リスニング力にも影響を与えるため、シッカリと力を形成したいところだ。

本日は 英検 長文読解 内容正誤問題 についてお伝えしたい。

 

基本的な英文読解力はあるか?

 

英検 長文読解 内容正誤問題 の対策をすすめるにあたって重要であることは、基本的な英文読解力があるかどうか? ということである。この力の有無によって学習するべき内容と順番が違ってくるからだ。英検対策で結果を残した方達はリーディング力が必ずある一定水準にある。

 

基本的な英文読解力がない場合

 

基本的な英文読解力が無い方は、まずこの力を上げなければいけない。基本的な英文読解力というのは、以下の力である。

 

・英文の構造を正確に掴む力

・英文をスラスラ読む力 

 

『英文の構造を正確に掴む力』が無いと、一文を正確に理解できないので、結果として全体を読んでも何を言っているのか理解出来なくなる。

 

また『英文をスラスラ読む力』が無いと、試験問題全体を読む時間が無ばかりではなく、選択肢をスピーディーに読むことも出来ない。全体をスピードを持って読めないと、話の流れを考えたり、選択肢を吟味し、正解か不正解を考える時間がなくなる。

 

したがって、上記2つの力を形成することが非常に重要になる。

 

基本的な英文読解力が無い人がするべき対策

 

さて、上記で述べたように基本的な英文読解力を獲得するためには、2つの力が必要になる。それぞれについて詳細をお伝えしたい。

 

『英文構造を正確に掴む力』を獲得するためには、体系的な英文法の力が必要になる。英文法全般をある程度知っていなければ、文章構造を考える事が出来ない。したがって、これが出来ていない人は、まずそこから開始しなければならない。(※英文法力獲得に関しては以下の英文法学習方法のページを参照頂きたい。)

 

それがある程度できるようになったら、英文の構造を正確に把握し、キチンとした和訳が出来るようにする練習が必要になる。

 

『英文をスラスラ読む力』を獲得するためには、英文構造を正確に掴む力を獲得した後で、ある程度スラスラ読めるようになるまで、ある一定期間多読をすることをオススメする。

 

多読をしながら、同時に知らない英単語も少しずつ覚えていただきたい。また、背景知識の有無で、文章の理解度が変わり、スラスラ読めるスピードが変わるので、様々な分野の背景知識の獲得もしていただきたい。

 

英検 長文読解 内容正誤問題2

 

基本的な英文読解力がある場合

まず設問をシッカリ読む

 

長文を読み始める前に、設問を読んでいた方が予備知識が増えるので、内容理解が幾分楽になる。

 

また、結果として早く文を読むことが出来るようになる。そして、ポイントを絞って英文を読むことになるので、記憶に残りやすくなり、設問を後で解く時に迷わず選択肢を吟味できるようになる。設問だけは先に読んでおきたい。

 

英文の流れを掴む

 

英検 長文読解 内容正誤問題 に取り組む時に重要であることは、話しの流れを掴む事である。話の流れがつかめると、内容把握に時間がかからないばかりか、問題を読みながら、シッカリ記憶できるので選択肢の吟味をする際にも時間を節約できる。

 

選択肢を詳細に検討する

 

英文は結構スラスラ読めて、内容も解かっているのに、案外問題を解く段階で間違えるという人がいる。

 

こういった場合、選択肢の吟味が甘い場合が多い。『選択肢を何となく読んで答えている』というパターンだ。このような形で問題演習を繰り返しても、正答率は上がらない。したがって選択肢をキチンと吟味する練習をしなければならない。

 

英検長文内容正誤問題の選択肢は大きく分けて・・・

 

・正解の選択肢

・一部が本文内容と違った選択肢

・まったく出鱈目な選択肢 

 

という形になっている。

 

英文をある程度読めると、出鱈目な選択肢はある程度判別できると思うが『一部が本文内容と違った選択肢』を選ぶ場合、きちんと吟味しないと正解に見えてしまう。

 

したがって、選択肢を吟味する際は、必ず〝本文のこの部分で言及しているから正解〟、〝本文でこの部分は言及しているが、この部分についての記述はない〟と細かく検討した上で選択肢を選ぶ訓練を日頃から行う必要がある。

 

 英検 長文読解 内容正誤問題3

 

英文読解力とリスニング学習の関係

 

英検のリスニング問題が出来ないという方を観ていると、多くは、英検 長文問題がスラスラ読めないことが原因である。

 

長文問題がスラスラ読めるようになると、リスニング対策も非常にスムーズに進む。読めないものは、基本的に聞けないからだ。

 

また、英文速読力が上がると、選択肢を読むスピードも上がる為、リスニング問題に取り組む際に、余裕を持って解答出来る。そして、英文をスラスラ読みながら、内容把握をする速さが増すと、聞きながらかなりの情報を記憶していけるので、リスニング問題の選択肢を選ぶ時にも迷いがなくなる。

 

したがって、リスニング能力を向上させたい方は、まず、読む力を可能な限り上げることをお勧めする。遠回りに思えるかもしれないが、漫然と英語をダラダラ聞くよりも、短時間で英語リスニング力を向上させることが出来る。(※英検リスニング対策の進め方に関しては以下のページを参照頂きたい。)

 

英検 長文読解 穴埋め 対策

英検 長文読解 穴埋め 対策

 

 英検のリーディング問題の1つである〝穴埋め問題〟を苦手としている方が結構いらっしゃる。今回は「 英検 長文読解 穴埋め 対策 」について述べたい。

 

基本は英文reading力のアップ

 

穴埋め問題に強くなるための方法は、基本はまず英文リーディング力の向上である。基本的な力をバランスよく上げることが何よりも重要である。

 

ときどき、穴埋め問題が苦手であるからと、たくさんの過去問題を解く方がいるのだが、基本的な力が向上しない方は、問題を解いていても何も変わらない。従って読む力の底上げがまず必要になる。

 

底上げすべき力は以下である。

 

・体系的な英文法がシッカリしていること。

・基礎的な語彙力の有無。

・英文の構造を正確に取れる力

・英文を速読する力

 

体系的な英文法は理解出来ているか?

 

非常に基本的なことかもしれないが、英文法が理解できていないと、満足に英文を読むことができない。体系的な英文法の理解は避けられない。

ある程度の水準になると、ここに問題を抱えてる人はいないかもしれないが、自分の苦手な英文法項目があれば、その点はしっかりと潰さければいけない。1つの文章を正確に把握できないだけで、穴埋めが上手く進まないという場合がある。

 

基本的な語彙力はあるか?

 

後述するが、穴埋め問題ができるようになるためには、話の流れがきちんと掴めていなければならない。

基礎的な語彙力がないと、文脈をきちんと掴めないことになる。従って、英単語を少しずつ覚えていく必要がある。

(英検英単語学習に関して興味がある方は、こちらのページを参照頂きたい。また、英単語全般の覚え方について関心がある方は、こちらのページを参照頂きたい。)

英文の構造を正確に把握できるか?

 

英文の構造を正確に掴めないと、たくさんの英単語を知っていても、話の内容を取り違えてしまうので、その英単語知識をうまく活用することができない。

したがって、文章構造をうまく把握することができない方は、一刻も早くそのための練習しなければならない。

 

英文を読むための速読力はあるか?

 

長文穴埋め問題を解く時に、英文を読むスピード=速読力も非常に重要になる。

英文を素早く読むことができないと、頭の中で英文の意味を考えることに多くのエネルギーが使われ、話の流れを考えることに、労力と時間を費やすことができないからだ。

従って、日頃から英文にできるだけ多く触れ、英文の意味を理解することに必要以上に時間と労力を取られないようにすることが重要である。多読英語学習がこれには有効だ。

 

 

英検 長文読解 穴埋め 対策2

基本的な英文読解力はあるのに穴埋め問題が出来ない人は話の流れを追えていない。

 

英文を読むための基本が出来ているのに、穴埋めが出来ないと言う人は、多くの場合、話の流れをしっかり追いながら読んでいない。

頭の中でなんとなく英文を和訳して終わりにしている。英検穴埋め問題は、話の流れが追えないとブランク部分を埋めることが出来ない。

従って、この部分を強化する訓練が必要になる。以下をお奨めする。

 

・ブランク部分の選択肢を見ずに見当を付ける訓練。

・日頃から英文を読む時には、話の流れを追う練習を徹底する。

 

文脈を正確に追える人はブランク部分の選択肢を見なくても入るべき言葉の見当が付いている。

 

穴埋め問題ができる人は選択肢を見なくても、英文ブランク部分に入るべき言葉の見当がついている。

従ってこの力がない方は、普段学習をする際に、問題を解きながら『このブランク部分には、このような意味の英単語orフレーズが来るのではないか?』と『選択肢を見ないで予測する』ことが重要になる。

このような訓練をしていくと、段々と感覚が磨かれるので是非試して頂きたい。

 

日頃から話の流れを追う練習を徹底する。

 

『話の流れをうまく追えない』という人は、日頃から英文を読む時には、話の流れを追いながら英文を読む事を考えなければならない。

具体的に言うと、英文を読み、理解しながら、次に来る内容を予測しながら読むということである。

例えば〝昨年も非常に暑かったですが・・・〟と書かれているとすれば、〝今年も非常に暑いです〟という内容がこの先に来るのではないだろうか?と考えながら読むという事である。

 

話の流れを追う練習に私が取った方法。

 

 私も実は、その昔、空欄補充問題が苦手であった。間違いの連続であった。原因はシンプルに話の流れを追いながら英文を読んでいない ということであった。

そこで、自分の実力より、少しだけ高い英文を読む事にした。例えば、日本の英字新聞がスラスラ読めるようになったら、話の流れを追えないと読めない海外の英字新聞やNEWSWEEKやTIME誌などを読む事にした。

こうすることで、背景知識に頼らずに、話の流れを追いながら、理解する必要に迫られた。これを継続した後で、空欄補充問題をやってみると、ブランク部分に来る言葉が選択肢を見なくても、見当が付けられるようになった。 

 

英検 長文読解 穴埋め 対策3

英検 長文読解 穴埋め 対策 実践

 

英検 長文読解 穴埋め を実際に効率的に行う為に、以下のようなポイントを考慮するべきである。

 

・ブランクに入る英単語・フレーズがどのような性質の言葉なのか?

・どこまで読めば or 読まなければ答えが出せないのかを考える。

・話の流れを大局的に捉える。

 

ブランクに入る英単語やフレーズの性質を予め理解

 

実際に穴埋め問題を進めるにあたり、問題をいきなり読む前に、ブランクの中に入るであろう英単語やフレーズがどのようなものか?を把握する方が読む上で楽である。

例えば、ブランク部分に入るものが、接続語のような言葉である場合、前後の流れを見極める材料になる。

〝However〟がある場合は前後の文章で対立構造となり、〝Moreover〟がある場合は、前の文章と基本的に同じ流れだが、前の話にさらに付加価値が付いた情報が来ることになる。

このように、問題を読む前に選択肢を吟味しておくことは、英文を理解する時間が短縮されるので、非常に重要である。以下は事前に注意しておくべきポイントである。

 

・品詞は名詞、動詞、形容詞、副詞のどれか?

・選択肢に接続語は混ざっていないか?

 

解答にするのに必要な部分だけを読む。

 

穴埋め問題をする時に、うまく答えを出せない人は、必要な情報を読んでいなかったり、逆に読み過ぎてしまっていることが多い。

ブランクのかなり後ろまで読まなければならないのに、ブランクの手前までだけ読んで解答したりする。逆に、ブランクの手前まで読めば良いのに、それ以上読んでしまうこともある。

普段から〝解答する為にどこまで読む必要があるのか?〟を意識することが重要になる。

 

話の流れを大局的に捉える。

 

 穴埋め問題を解く上で重要であることは、話の流れを大きく捉えることである。

一文単位の流れも重要であるが、各パラグラフごとにどのような事を言っているのか?を理解することが重要だ。大局が捉えられると、英文理解の為の時間を短縮できる。

 

英検 整序問題 対策

 

英検 整序問題 対策

 

英検リーディング問題の中で、2級の試験まで出題される 英検 整序問題 を苦手とされている方が多い。そして〝どうすれば整序問題が出来るようになるのか不明だ〟と思われている方も多いと思う。心配しなくても、シッカリと手順を踏んで学習していくと、ある程度の点数は取れるようになる。

今回は 英検 整序問題 対策 についてお伝えしたい。

 

英検 整序問題 対策 はどのような手順で進めるべきか?

 

英検 整序問題 対策を進めようとすると、多くの方が問題集の問題をひたすら解こうとする。この対策を行った後、結果は大きく二つに分かれることが多い。1問ないしは2問位しか出来ない人と、ほぼ全問正解出来る人達である。

この理由は、整序問題を解くのに十分な知識がある人は、元々持っている知識を問題演習を通じてうまく応用する力が付くので得点に結びつけることが出来るようになるからであり、知識が無い人は、問題演習を行っても、応用力が育たない為である。知識の充実こそが、まず一番最初に行わなければならない事である。

英検整序問題の対策を行う手順は以下である。

 

1.基本英文法を理解する。

2.語法 イディオム 知識を充実させる。

3.文法的な着眼点を身に付ける。

4.短文 英作文 練習を行う。

5.  頻出問題を解いておく。

6.解き方の手順を知っておく。

 

英検 整序問題 対策 は基本英文法の徹底的な理解から

 

英検 整序問題が壊滅的に駄目だと言う人は、基本的な英文法知識があるか?をまず考えて欲しい。基本的な英文法の知識というのは、体系的な英文法の知識の有無である。

これが出来ていない人は、まずこれをシッカリやる方が良い。様々なタイプの問題が出題されるが、基本事項が理解出来ていなければ、どんなに頻出問題などをこなしても語句を正確に並び替える基本的な考え方が出来ないし、過去問題などで問題を解き、解答を確認しても解答自体を理解出来ない為である。

例えば「不定詞なのでto の後ろには原形を置きます」などと書いてあっても、不定詞と言う概念を理解していなければ、これを読んでもピンとこない。明確に理解出来ていなければ、実際の並べ替えで to が入ってても、その使い方に気付けない筈である。

基本的な英文法の体系的な知識の構築に興味がある方は「英文法力 を効率的に高める学習手順」を参照して欲しい。

 

語法 イディオム知識も英検 整序問題 には必要

 

体系的な英文法知識を得ても、英単語の使い方である語法やイディオム知識が無いと解けない問題も多い。

英検は級ごとに出題される範囲がある程度決まっているので、試験範囲の語法 イディオムは理解した上で吸収しておく必要がある。

もし、2級を受験するとすれば、2級は勿論、準2級などそれより下の級の物はシッカリと身に付けておく必要がある。必須英単語を覚えながら、同時に語法も少しずつ吸収していく必要がある。

 

語句整序2

 

文法的な着眼点を身に付ける。

 

基礎的な英文法が体系的に理解出来ていても、文法的な視点がなければ、英検 整序問題 で素早く解答できない。ここで言う文法的な視点と言うのは・・・

例えば、問題の中にwhat がある時に・・・以下のように幾つかの文法的な可能性を考えられることである。

 

・疑問詞のwhatではないだろうか?

・関係代名詞のwhatの可能性はないだろうか?

 

また、別の例であるが、It   that という形がある時に・・・・以下のように可能性を考えられることである。

 

・形式主語のIt   thatでなないだろうか?

・強調構文のIt  thatではないだろうか?

 

文法的な視点があると、幾つかの可能性を疑えるので、難解な物でも意外と簡単に解けてしまう事が多い。

さて〝文法的な視点をどのように構築していくか?〟であるが、それは、英文法項目ごとに分かれた英文法の問題集を解き、解答の根拠を確認しながら、解答することを繰り替えすことである。(※文法的な着眼点に関しては、TOEIC part 5 勉強法 の中の〝文法的な着眼点をどのように獲得するか?〟も参考になると思うので、興味のある方は参照して頂きたい。)

 

短文 英作文 練習 をシッカリ行う。

 

英検は時間制限がある試験であるので、英検 整序問題 では与えられた選択肢をみて、スピーディーに文章を組み立てられなければならない。

その為には、上記で述べたように基礎的な英文法の理解、語彙表現の充実、文法的な着眼点が必要であるが、これをある程度使いこなせるようにしておくことである。その為には、短文 英作文 の練習をこなすことが非常に役に立つ。(※短文 英作 練習に関して興味がある方は「短文 英作文 練習が英会話を上達させる」を参照して欲しい。)

 

英検 整序問題 の頻出問題をこなす。

 

英検は範囲が決まっている試験であるので、英検 整序問題 にも頻出問題がある。基礎的な英文を組み立てる知識が付いた後で、級ごとの頻出問題をこなしておき、自分が知らないパターンに関しては、復習をしながら吸収する必要がある。

この時に役に立つ問題集は、英検過去問題集である。出来る限り多くの過去問題集の問題をこなし、パターンを熟知しておくことである。

 

英検 整序問題 解き方 手順

 

英検 整序問題 を解く時の考え方であるが、まず主語 動詞などを含めて文の骨格を考えてしまうことである。それから、枝葉の部分を継ぎ足していくことであるが、この時に、語法や文法的な着眼点から考えてみることである。

例えばask という動詞が使われていたら・・・・

・「ask 目的語 to do」で組み立てられないだろうか?

(※このタイプの動詞についての詳細が知りたい方は〝動詞 人 to do 型の動詞のページ〟を参照して頂きたい。)

・「ask 人 物」ないしは「ask 物 of 人」で組み立てられないだろうか?

と考えてみることである。

 

英文法 英検 用対策の効率的な進め方。

英文法 英検 用対策の効率的な進め方。

 

英検の英文法学習を開始したいけれど、何から手を付けると良いかわからない。という方もいらっしゃると思う。そこで、本日は 英文法 英検 用対策についてお伝えしたい。

 

英文法 英検 用対策には2つの側面がある。

 

英文法 英検 用学習を進めて行く上で、2つの点をまず考えなければならない。それは、一口に英検用英文法 と言っても・・・

 

・英検リーディング問題を読むのに必要な英文法

・英検 文法問題用の英文法

 

という2つの側面があるからだ。

したがって、それぞれに必要な対策を効率的に進めて行く必要がある。

 

英文法 英検 リーディング編

 

英検リーディングで必要な英文法は、ズバリ〝英文を読むための道具としての英文法〟を獲得することである。

英語の文章の構造を、しっかり取ることができるように学習していく事である。体系的な英文法の知識を獲得することである。

一つ一つの英文法の知識は、それぞれ他の英文法知識と連動しているので、そのネットワークの形成を確実にしていかなければならない。

また、このような英文法知識のネットワークがなければ、後述する文法問題用の対策を始めようと思っても、問題集を見た時に理解できないために、対策をうまく進めることができない。

したがって、まず、英文法項目の全体を把握する作業を最初に行わなければならない。(※英文法のネットワーク作りをうまく行いたい方は〝英文法力を効率的に高める学習手順〟を参照頂きたい。)

 

英文法 英検 文法問題編

 

英検リーディング問題の中には、文法そのものについて尋ねてくる問題がある。適切な関係代名詞を入れる問題や、時制に関する問題などだ。

これに関しては、単に体系的な文法を知っているだけでは点にならない。これに向けた学習が必要になる。

 

問われる文法の範囲について事前に確認する。

 

英検4級を受験する方が、関係代名詞について理解する必要はない。それは、3級の範囲である。

また、英検3級を受験する方が、仮定法について学習しても仕方がない。それは、3級では仮定法について問われないからだ。それが必要になるのは、準2級からだ。

このように、受験級により、出題されるものと、出題されないものがあるので、文法問題対策をする時には〝どの範囲まで学習するのか?〟を英検過去問題などを参考に事前に考えておかなければならない。

 

文法問題の出題のされ方をどのように学ぶか?

 

英検で文法問題がどのように出題されるか?を学ぶ方法は、英検文法問題集を解きながら〝どのような英文法問題が出題されるのか?〟を体得する事である。

問題を解いていく作業を進めると、少しずつ〝関係代名詞の場合はこのような事が出題される〟ということが理解できるようになる。

逆を言えば、これが理解出来ていない間は、試験に出題されるポイントが見えていない事になる。これが出来るようになるまで行わなければならない。

 

問題集はどのように使うか?

 

試験に出題されるポイントを把握できるようになるためには、文法項目別の英検文法問題集を使うのが良い。

〝時制では、このような点がよく試験問題になる。〟〝仮定法では、このような部分がよく問われる。〟ということがわかるようになるまで学習する必要がある。

この時に重要であるのは、問題が正解できるかどうか?だけではなくて〝解答の根拠がしっかり把握できるようになる事〟である。

したがって、問題集の正解・不正解だけではなくて〝どうしてこの問題は、答えがAであるのか?〟〝なぜBでは駄目なのか?〟と一つ一つ説明できるようになるまで使う必要がある。

この際、問題を覚えてしまっても構わない。それは、解答の根拠がきちんと説明できるかどうか?を訓練するために問題集を使うためである。正解・不正解を確認する為に使う訳ではないからだ。

文法項目別に、このような学習を進めていくと、ある段階まで来た時に、一定水準知識を獲得することができ、必ず正答率が上がる。

このようなことを考えると、問題集はとりあえず、まず1冊を確実に潰すことが重要になる。2冊も3冊も最初から購入する必要はない。

 

速読力にも繋がる文法問題的視点

 

問題集を通じて獲得した文法的な視点は、文法問題の得点力を向上させるだけではなくて、リーディングの速読力を向上させることにも役立つ。

(※これは、『英検reading学習の効率的な進め方』〝なぜ語法知識が不足しているとreadingスピードが落ちるか?〟) でも記したとおりなのだが、語法・文法的な知識をたくさん持っていると、それだけ先の展開が予想しやすくなるためである。文章の構造をより早く見抜けるようになる。

結果として英文を読むスピードはどんどん上がる。また、文章をスピーディーに読むことができるようになると、〝多読 英語 学習〟を開始することも可能になる。

 

英検 英文法問題対策はその他の試験勉強にも繋がる。

 

英検学習を通じて英文法問題対策をかっちりやっておくと、のちのちTOEIC対策などをは始めた時に、その知識は当然ながら生きてくる。

多少試験によって問われる視点も変わってくるが、基本的に同じ英語であるので、そんなに方向性がズレる事は無い。また、英会話をする時にも、知識が多い方が、作れる英文の範囲が多くなるので、結果として英会話上達のスピードも速くなる。

ある一定期間、文法的な着眼点を高めるような学習をしておくと、長い目で見た時に英語力を短時間で向上させることに繋がる。

英検 英単語 学習の進め方

 

英検 英単語 学習の進め方

どのように英検 英単語 学習は進めるべきか?

 

英検 英単語 学習 を始める時に重要であることは、英検 英単語 は2つのパターンに分かれるという事だ。

 

・語彙問題用に必要な英検 英単語

・リーディング リスニング用 英検 英単語

 

同じ英単語でも、学習方法が多少変わって来るので、これら2つのことを考えて英検 英単語 学習をしていかないと学習効率は非常に悪い。

 

 

語彙問題用 英検 英単語 学習

どこまで覚えるべきか?

 

英検で一番最初に出てくる語彙問題のセクションだが、英単語力が無い人が沢山覚えるのは大変な作業である。そして、ボキャブラリービルディングは時間もかかる作業であるので、最小限の努力で乗り切りたい。

英検は英単語だけの試験ではないので、この部分で凡そ7割位取れることを目標に学習を進めるのが良いだろう。最小限の学習で乗り切る為には以下の視点が必要になる。

 

・現在の 英検 英単語 の習得度合いは?

・4つの選択肢のいくつ位までが自信を持って選べるか?

・英検 英単語 学習 には何を使うべきか?

 

過去問題をやり、現在の 英検 英単語 習得度合いを見極める。

 

まず現在の習得度合いがどの程度のものであるのか?を正確に把握する為に、英検 過去問題 に挑戦し以下を確認すると良いと思う。

 

・どの程度正解出来るのか?

・選択肢のいくつの英単語を自信を持って知っているか?

 

4つの選択肢のうちの3つに自信を持って答えられるまで進める。

 

英検用の英単語を全て覚えようとすると膨大に時間がかかる。そして〝膨大な時間をかけて一体どの程度得点が上がるのか?〟ということが問題になる。

したがって、英検 英単語 を覚える作業は最小限で終わらせたい。その時に重要になるのは、選択肢の3つの英単語に自信が持てるようになれば、合格に必要な点数の7割位はクリアできるようになるという事だ。

3つを自信を持って選べるようになるまで、英単語学習を進めれば良い。

 

英検 英単語 語彙問題学習 には何を使うべきか?

 

英検 英単語 対策には、やはり、英検過去問題と、過去問題のデータをベースにした 英単語集を使うべきだ。

級ごとに凡そ頻出の英単語というのは決まっているからだ。そして、自分の知っている英単語は排除して、知らない英単語を少しずつ覚えていくことが重要だが・・・

 

・英検 英単語 をどの位覚える必要があるのか?

 

という疑問が残ると思う。これは以下で記したい。

 

英検 英単語集はどの程度覚えるべきか?

 

英検 英単語集は一気に全て覚えようとしないで、300程度ずつ覚えていくのが一番効率が良い。

あくまでも選択肢4つのうちの3つを自信を持って答えられるようになることが重要であるので、英単語集を1冊潰すまで取り組むと時間がかかり過ぎる。あまりダラダラ覚える作業を続けると、英単語学習のモチベーション維持も大変だ。

300程度覚えて語彙問題の選択肢3つをある程度正確に選べるようであれば、終了させてもよいし、それで足りなければ、次の300を覚え過去問題に取り組み確認するという作業を段階的に続ける無理なく合格に必要な得点が出せる。

 

もう一度語彙問題用の英単語の覚え方を記すと以下になる。

 

1.過去問題のデータから作られた英単語集の中の300単語程度覚える。

2.英検過去問題の語彙部分をやり、選択肢のいくつを知っているか確認。

3.3つの選択肢に自信が持てないようであれば、次の300を覚える。

4.再度、英検過去問に挑戦し、学習の進捗具合を見極める。

 

 

リーディング リスニング用 英検 英単語 学習

リーディング用 英検 英単語 学習は何から始めるべきか?

 

ーディングをしながら、英単語を覚える目的は、最終的に文章をスラスラ読めるようにし、得点を上げられる力を獲得する為だ。

したがって、リーディング用英検 英検 英単語学習は、英検リーディング対策の一環として過去問題を読みながら習得していくのが一番効率が良い。

文章をスラスラ読むのに十分な英単語の数があれば、英単語を覚えることに必要以上に神経質になる必要はない。

文章を読みながら、その都度英単語を覚えていくと、さして苦労しなくても覚える事が出来るようになる。したがって、これが出来る為には、以下が非常に重要になる。

 

・リーディング用 英検 英単語 学習 は文脈を正確に追えるか?

 

 

英検 過去問を読み文脈を把握できるか?

 

英検リーディング学習を通じて英単語を獲得したい時は、英文を読んだ際に、文脈を追えることが前提だという話はした。

文脈を追うためには、単に英文を読む力だけではなくて、やはりある程度の英単語も必要だ。

この状態に達するには、読みながら英単語を覚えていく作業をするのが基本になるが、基礎的な英単語が欠落していると、読みながら覚える事が難しくなる。基礎的な英単語がどの程度習得できているか?というのは以下で決まってくる。

 

・下の受験級の英単語をどの程度覚えているか?

 

 

下の級の英単語はシッカリ覚えているか?

 

英検過去問題を使いながら、長文問題などを読む時に、文脈が正確に取れる必要があるのだが、思ったように話の流れが掴めないと言う場合がある。理由の一つに、以下が考えらえる。

 

・自分の受験級より下の級の英単語を正確に覚えているか?どうか?

 

受験級が上になればなるほど、それより下の英検級で出題される語彙水準はクリアできていることが前提になる。そして、下の級の水準の単語ほど複数の意味を持つ。この複数の意味をシッカリ抑えていないと、文脈を取るのは難しくなる。

 

 

やさしい英単語の穴を潰す。

 

仮に自分が英検2級の学習をしていても、英文をスラスラ読めなかったり、文脈を正確に追えない時は、一つ下の英検準2級or 3級の英単語で穴がないか?を確認して欲しい。

英検の過去問題をベースにした英単語集で確認し、潰すのが一番早いが、数があまりにも多すぎる場合、下の級の英文を暫く読み、内容理解をしながら、英単語を潰していくのでも良い。

 

 

英検 過去問題をやり、文脈が追える人はリーディング・リスニングをやり覚える。

 

文脈をある程度正確に追う力があり、内容理解が出来る人は、ドンドン英検過去問題の英文を読み、そして、英検リスニング対策を行う過程で過去問題を聞くという作業を組み合わせると、より効率的に英単語を覚える事が出来る。

英単語をそのプロセスの中で拾う方が印象に残りやすいので覚えやすい。英単語それ自体を単独で覚えるのではなくて、必ずどのような場面でこの英単語は使われていたか?を意識しながら読むと良いだろう。

 

 

英検 過去問題をやり、拾いきれない英単語は英単語集を使って覚える。

 

英検過去問題をやりながら英文を覚えようとしても、自分の知らない英単語に出会う頻度が少なくなってきた・・・と感じたら、英文を読みながら英単語を拾っていくスピードは遅くなるので、リーディングの為の英単語力を伸ばしたい方は、英検 語彙問題で使う英単語集を少しずつ潰していくのが良い。

一気に沢山覚えるのではなくて、毎日少しずつ通勤時の空き時間などを使いながら覚えるのが効率が良くて楽である。(※効率的な 英単語記憶をしたい方は 英単語 覚え方 を参照して欲しい。)

英検 reading 学習の効率的な進め方

 

英検 reading 学習の効率的な進め方

 

英検 reading 出来ない理由をまず探る。

 

英検学習をしていて、英検reading部分が思うように点数が伸びないと言う方が沢山いると思う。

reading部分が出来ないと言っても症状は色々ある。まず、”自分がどのような症状を抱えているのか?”をシッカリ知ることから始めるのがベストだ。

 

英単語が解かれば英文が読める場合。

 

英文の構造はある程度取れるが、意味が理解出来ないと言う場合、これは知っている英単語の数が少ないためだ。

このような人達は語彙力を上げることを考えた方が良い。

(※ 語彙力強化方法について気になる方は「 英単語 覚え方 」を参照して頂きたい。)

ただし、英単語の数を増やすのは容易ではないことに加え、文脈を推測する力が付けば、ある程度英単語の意味を推測できるようにもなるので、文脈を推測出来るようになる力を獲得することも重要だ。

解からない英単語を辞書で調べながら同時に文脈推測力を磨く練習をすると良いだろう。

英語辞書を使って文脈推測力を磨く方法については「英語辞書の正しい使い方を知って10倍得をしよう!」を参考にしてみて欲しい。

 

英単語が解かっても英文が読めない場合。

 

英単語が解かっていても英文が読めない場合、これは英文の構造が取れていないことになる。

そして、この原因は英文法の体系的な理解が出来ていないことが原因だ。体系的な英文法をまず理解し、正しく英文を読めるようにすることが必要だ。

正しく英文を読むという事は「文章構造がこうだから、このような意味にしかならない」と言う風に、自分の主観やフィーリングを排して英文を読む事だ。

例えば、以下に2つの英文がある。

①To eat Ramen is his hobby.

②To eat Ramen, she went to the restaurant.

 

どちらも「To eat Ramen」で文章が始まっているが、①番のケースでは「ラーメンを食べること」と訳し、②のケースでは「ラーメンを食べるために」と訳す。

それでは、どうして①のケースでは「ラーメンを食べること」と訳すのか?それは文章の主語の位置で使われているからである。一方②のケースでは、主語はshe であるので、~すること という訳し方は成立しない。

単純に自分の知っている英単語を文章に当てはめて意味を取る方法では、たまたまそれが当たった時にしか、正解の和訳に辿り付けない。

こんな方法で一つの長文を読んでも、英文全体を何となく根拠のないフィーリングで読むので、読み終えても、イマイチピンとこない。そして、内容理解があいまいな状態で設問に進んでも、正解にうまく辿り付けない。

ところが、正確に考える術を理解していると、正確な和訳が出来る。そして文章全体をキチンと理解するので、内容理解がうまく進む。

このように、正確に考える術を獲得するの上で非常に重要であるのが、体系的な英文法である。

体系的な英文法力を獲得する方法は 「 英文法力を効率的に高める学習手順  」を参考にして頂きたい。

 

英検の英文は読めるが正解を導けない場合。

 

これは、英文の意味が取れているか?どうかの問題ではなくて、内容理解の問題だ。英文は読めるのに、正解を導けない場合、考えられる原因は2つだ。

 

①本文の内容を誤った方向で捉えている。

②選択肢の内容を誤った方向で捉えている。

 

どちらも理解力に関係している。そして、これは英語力の問題ではなくて、国語の現代文の力とも関係しているように思うのだが、内容理解が苦手な人の対策は、書かれている内容を客観的に把握する練習を積み重ねる事だ。

英文の和訳はきちんと出来るのに、内容理解がきちんと出来ない人は、解釈する上で自分の主観を入れている傾向がある。自分のフィーリングと合う文章の場合は、正解できるが、合わない時は不正解になる。

正答率を上げる為には、英文を一度和訳し、その後で英検過去問題集にある日本語訳と比較し、この日本語和訳を読んで本当に内容把握できているか?確認することが重要だ。

また、選択肢を誤った方向で捉えがちな方は、選択肢を選ぶ際に必ず〝これは本文の何処で主張しているか?〟一つ一つ吟味する必要がある。

 

英文の内容理解も出来るし、選択肢もキチンと選べるが読むのに時間がかかり過ぎる場合。

 

このケースの問題点は速読力である。

 

〝英文を読むスピードが遅い〟場合、原因は以下に分かれる。

 

1.英文の構造を取るのが遅い。

2.英単語の意味は覚えているが、語法知識が不足している。

 

英文readingの機会を増やし、英文構造把握のスピードを上げる。

 

1〝英文の構造を取るのが遅い〟場合、これはやはりreadingの量を増やす事を考えた方が良い。量を増やすことでスピードはドンドン上がる。

(※英検問題を沢山読むことも重要であるが、自分の興味のある分野について多読をしてみることも効果的だ。多読について興味がある方は「多読 英語 学習の進め方。 」を参照頂きたい。また、英字新聞で英語のインプットを行いたい方は「英字新聞 学習法」も参照頂きたい。)

 

2〝英単語の意味は覚えているが、語法知識が不足している〟場合、これは語法知識を少しずつ増やすことだ。

・語法知識が増えるとreading スピードは上がる。

 

なぜ語法知識が不足していると、readingスピードが落ちるか?

 

英単語の意味は解っているが、語法の知識が少ないという方は、英検readingを進めて行く時に、スピードにおいて問題が出てくる場合がある。

 

それは、英文を読みながら、先の展開を予測できない為だ。

 

例えば〝allow〟という英単語を覚えた時に「許す」や「可能にさせる」という事だけを覚えて・・・

This money allows you to go to America.

 

という英文を読んで和訳は出来るかもしれない。

 

ところが、allowの意味だけではなくて「allow 人 to do」という使い方を覚えると、上記英文を読んだ時にallow you to というところまで目に入った段階で「次に動詞が来る」ということを予測しながら、読む事が出来る。またその構造が閃くので、英文を見た時に、構造を把握するのも早くなる。

 

この状態は、自動車を運転している時に「次の左カーブは曲りがきつい」ということを標識などで予め知ることが出来れば、当然ながら、減速してカーブに入ることが出来るが、その情報無しでカーブに入ると、全ての動作が後手後手に回るために、運転がスムーズに出来ないのと似ている。

 

このように、様々な語法が頭の中に蓄積されてくるにつれて、英文を見抜けるスピードはドンドン増して来るので、語法知識を英文法学習や英単語学習と同時に行っていくのが良い。

 

英文は早く読めるが、一つの長文を解答するのに時間がかかり過ぎる場合。

 

英文を早く読めるのに、長文問題に時間がかかる理由は、2つの点に注意する必要がある。

 

・話の流れが掴めていない。

・スピードと正答率のバランスを最適化する。

 

①のケースは〝一文一文を早く読めて理解できても、全体で何を言っているのか?分らない〟状態であると考えられる。〝木を見て森を見ず〟の状態だ。

②のケースは〝正答率を高めようとする為に、スピードが落ちている〟状態だ。

 

 

話の流れが追えるとreadingスピードが上がり速解力も上がる。

 

英検長文問題を解くのに、時間がかかる原因の一つに、話の流れを追えていないことがある。

良い英文であればあるほど、話の中に流れがある。

英検問題は、たまに首をかしげるようなものもあるが、きちんと作られたものが多いので、話の流れがシッカリしている英文が多い。

この流れが掴めた状態で英文を読む場合と、読めない場合ではreadingスピードに大きな差が出てくる。そして、流れが掴めると、話を読みながら記憶していけるので、選択肢を選ぶ段階で本文と選択肢の行き来きが短くなるので、解答する時間が短くて済む。

英検 reading 部分で時間がかかり過ぎる人は、日頃の英検学習に、話の流れを追う練習を加えた方が良い。

”話の流れが掴めているかどうか?”を確認する方法は、自分で長文を一つ読んだ後で〝どのような話であったか?〟を確認することだ。話の流れが掴めていると、必ず説明出来るはずだ。ところが、これが出来ていないと説明が出来ない。

話の流れを掴むのが苦手な人は、これをやった方が良い。

 

速読力と速解力のバランスを考える。

 

速読力を上げようとすると、読むスピードそれ自体を上げようと考えがちだ。

ところが、どんなにスピードを上げても、解答する段階で時間がかかると、結局本文を再度読む必要に迫られる。また、スピードを上げても、解答する段階で正答率が下がるのであれば、そのスピードは意味が無いものだ。

速読力と速解力のバランスを取るという考え方が重要になる。 

実際に英検過去問題を読みながら、常に2つを意識しながら読むと良いだろう。 

また、長文問題で時間を短縮する方法の一つとして、選択肢の作り方を研究することもある。選択肢がどのように作られるか?が見えてくると、4つの選択肢のうちの2つ位は、案外簡単に排除することが出来て、結果として解答時間短縮に繋がる。これも速解力を高める方法の一つである。

英検 リスニング対策

 

英検 リスニング対策

 

英検リスニング対策は何から始めるべきか?

 

英検でリスニングの点数が振るわない時に、沢山問題演習を行ったり、英語を長時間聞く練習をする方も多いと思うが、出来るだけ効率的に進めたいものだ。

そんな時は、まず英検の過去問題を時間制限を守り解いてみるのが一番だ。そして、何が出来ないのか?を徹底して探ることが大事だ。

 

英検過去問題を使って知るべき事。

 

自分が受験する英検級の問題をやってみる時に重要であることは”正解数がいくつあるか?”ではなくて、聞き取れない状況を正確に把握することだ。

英検準1級の過去問題を例に挙げてみる。

英検準1級のリスニングは3つのパートからなる。この時に、各パート毎に、リスニングでどのような問題点を抱えているか?を正確に把握することが必要だ。

例えば・・・

Part1 8割正解 音も正確に聞き取れ、内容も把握できている。

Part2 5割正解 音が正確に聞き取れない。文章が長くて何を言っているか解からず、内容も把握できない。

Part3 7割正解 音は正確に聞き取れるが、文章が長いと内容把握が出来ない。

このように考えていくと、〝音を正確に聞き取れるかどうか?〟〝文章が長くなった時に聞き取りにくいことが問題〟という2つの問題があることが解る。

 

英語の音を正確に聞き取れない人は、音を正確に聞き取る訓練をする。

 

大量に英語を聴きたくなる気持ちは解かるが、正確に音を聞き取るのが苦手な人は、量を稼ぐことよりも音を正確に把握する訓練をお奨めする。そして、その対策としてディクテーションをすることをお奨めする。

ディクテーションをすることで、自分がどこまで英語を聴き取れているか、客観的に、正確に解かるからだ。

 

ディクテーションのやり方。

 

英語の音を正確に取る為のディクテーションの方法は以下だ。

 

1.英検問題1つを通常通り聞いてみる。

2.全体を聞き、完全に、明確に一度で、ある程度分かるようであれば、それ以上聞く必要はない。わからなければ、3回位聞いてみる。

3.問題の全体像が把握できたら、一文ずつストップし、書き出してみる。この時に不明箇所があれば、さらに数回聞いてみる。

4.数回聞いても不明部分は、空欄にするが、カタカナで書き出せそうな場合は、カタカナで記す。

5. 上記手順で1問分を終了させる。

6.1問分が終了したら、全体を読み、文法的なエラーに気付いた時は違う色で訂正する。

7.空欄部分を、文法的な知識で補充できそうな場合は、違う色で記す。

8.英検問題のリスニングスクリプトを眺め、間違いを赤で訂正する。

9.もう一度全体を聞いてみる。

 

正確に音が聞き取れるようになる為に、ある一定期間取り組んで欲しいが、一度の沢山こなそうと思うと大変だ。1日15分~20分位をめどにやるだけでも、かなりの効果がある。

 

英語の音を正確に聞き取れても、リスニングが弱い人はリーディング力を上げる。

 

語を聴きとる力はあり、ディクテーションを行い、音をある程度正確に聞き取れる(=英語の音を正確に書きだすことが出来る)のに、リスニング力が弱いとすれば、これはリーディング力の問題だ。

スラスラ読み、理解出来ないものは、スラスラ聞き取り理解することが出来ない。こんな時、以下の問題点があるはずだ。

 

・英語の文章構造を正確に取る事が出来ない。

・英単語の意味が解からない。 

 

こんな時には、リーディング力を磨く事を最優先に考えるべきだ。

英検リーディング学習を効率的に進めたい方は「英検 reading 学習の効率的な進め方 」を参照して頂きたい。

 

英検問題に再度取り組み解答のポイントを掴む。

 

ディクテーションを通じてある程度正確に聞き取る力が付き、リーディング力が獲得出来ると、英語をある程度聞き取る力が付いてくる。

この段階で英検の問題に取り組む事で、点数をさらに伸ばすことが出来る。

英検の過去問題を実際にやりながら、どのような選択肢の作り方をするのか?に着目することで、実際の試験の際にも慌てずに選択肢を選べるようになる。

また、問題と問題の間隔がどの位あるのか?ということも体感しておくべきだ。問題間の時間を知る事で、選択肢の先読みをしたりすることが可能になるからだ。

 

英語を聴く時間を確保する事も重要。

 

やみくもに英語を聴いても意味は無いのは確かであるが、やはり、ある一定期間英語を大量に聴く事も大事である。

 

英検過去問のリスニングは勿論であるが、ラジオ 英会話 などを活用してリスニング量を稼ぐのも有効である。

 

あくまでも経験論からであるが、数百時間単位で、ある一定期間英語を聴き続けると、確かに前よりも英語を聴きとる力が上がると感じる。私は時間があれば、インターネット経由で大量に英語を聴くようにしている。

 

ディクテーションで問題をどんどん進めるだけではなくて、一度やったものを通勤・通学時の時間を利用して何度も聞いてみるのも有効な方法だ。

英検で中学生は多大な英語学習上の恩恵に与れる。

 

英検で中学生は多大な英語学習上の恩恵に与れる。

 

当英語教室では、社会人の方は勿論だが、中学生以上が英語学習をする時に英検学習を強くお奨めしている。

理由は様々であるが、最大のメリットは英語学習に必要な4技能(リーディング、リスニング、ライティング、スピーキング)をバランスよく獲得出来る事が大きい。

 

 中学生に英検学習を強く推奨する理由。

 

学生が、英語が好きになるか嫌いになるかは、多くの場合、中学校で決まる事が多い。

現在は、英語学習は大学に進学するまで続くどころか、社会人になってもTOEIC試験でのスコアが求められる時代である。さらに、ビジネスの世界では、英語を道具として操れる力が従業員に日増しに強く求められている。

したがって、中学校で英語が苦手になると、その後の人生でかなりのハンディを背負うことになる。

中学生が英検学習を通じて、正しい英語学習の方向に進んでいると判るだけでも、長期的な観点からメリットが大きい。

 

英検学習が中学生の英語学習を正しい方向へ導く。

 

中学生で英語が 苦手になる場合、単純に学校の成績が悪いからか、学力試験の結果が悪い場合が多い。そして、ほとんどの場合その理由は英語学習へのアプローチが間違っているからである。

例えば、文法的な理解なしに、教科書を丸暗記したり、英語を暗記科目の一種のように捉えている学生が多い。英語を暗記科目と考え学習していると、学校の英語の点数は取れて英語は得意だけれど、学力試験の英語は駄目という奇妙な状況が出てくる。

これは当然である。英語を道具として使えるような学習をしている訳ではなくて、暗記科目として学習しているからだ。電話帳を覚えているような状態だ。

さらに、英文法を理解をしていない中学生も非常に多い。英文を読んだり、書いたりする時に、英文法の知識をうまく活用できていないケースが多い。意味も無く覚えた知識は応用が利かないものだ。

英語検定は受験級が上になればなるほど、シッカリとした英語力が求められる。英語を暗記科目として捉えていると、英検レベルが上に進めば進むほど攻略が難しくなるため、暗記英語学習を続けている学生は、必ず壁にぶつかる。

そこで、正しい学習の方向性をおのずと悟れる機会が与えられることになる。早い段階で自分の英語学習上の問題点を認識できると、その後の英語学習はかなり楽だ。

理解を伴わない暗記英語学習をしている学生は、困ったことに、自分が間違った英語学習をしていることにすら気付かない。

 

中学3年間でわずか1000語の英単語習得では将来が大変な理由。

 

公立の中学に通った場合そこで習う英単語は3年間で1000語あまりである。

中学卒業レベルとされる英検3級でも、必要とされる英単語力は1500語あまりであるので500語位不足していることになる。

大学進学をする時に、仮に大学入試センター試験を受験した場合〝英検2級取得者は160点前後〟〝英検準1級取得者は180点前後〟得点出来るという話がある。

英検2級を取得するのに必要な英単語は5100語、準1級では7500語である。

中学校で1000語しか覚えていない学生が、3年後に160点前後を狙う場合+4100語、180点前後を狙う場合には+6500語が必要という事である。

年々、記憶力が低下することを考慮すると、これだけの英単語を高校3年間で覚えることは結構厳しいものだ。

中学時代に英検学習を通じて準2級レベル(必要語彙3600語)に近づけると、その後の英語学習が楽になる。

(英単語学習を効率的に行いたい方は「 英単語 覚え方 」を参照頂きたい。)

 

英語の4技能をバランスよく高める機会を中学生から。

 

社会人に対して、道具としての英語力が日増しに求められている。

英会話をしたり、海外とのE-mailで簡単なやり取りが出来たりする力などは、今後も更に求めれることになるだろう。これは、英語の4技能がバランスよく整っていないと、出来ない事だ。

例えば、E-mailでのやりとりをする為には、相手の英文を正しく読んで理解し、相手が解かる英文を書く力が求められる。つまり、リーディング、ライティング、そして正しい英文が書けるためには、正確な英文法の力が必要だ。

スピーキングをするには、相手の英語を聞き取れなければならない、そして相手が解かる形で口から英文を出せる必要がある。つまり、リスニングとライティング、そして正確な英語を話すためにも、やはり文法的な力が求められる。

そして全てのやりとりが、いわば応用問題であることを忘れてはならない。

英語を暗記科目として捉えていると、とてもではないが、英語が道具にはならない。使えない状態の英語ということになってしまう。

道具としての英語を獲得するには、使える状態の英語力が求められる。そして、それを達成する為には、早い段階から語彙力の形成、文法的な力、リーディング力、リスニング力の上、ライティング力の向上を少しずつ行うのが、一番お得な方法である。

中学生に入った段階から、英検を通じて正しい学習をしていると、高校に入学するまでに、間違った英語学習をしている人に比べ想像以上の差が付く事になる。

 

中学生でリーディング能力の基盤を作る。

 

小さい時から英語環境に囲まれている幼稚園や、英語教室に通ったりしているのに、中学校で英語学習が進むにつれて英語が苦手になる学生さんが多い。

この原因の一つは〝何となく覚えた英語〟だからである。フィーリングで覚えた英語の財産が沢山ある間は英語の点数が取れる。ところが、英語授業が進行してくるにつれて、感覚ではどうにもならない状態になってくる。それまでの財産が食い潰され、しまいに英語学習が嫌になる。

彼らが英語学習を嫌になる原因の一つが、英文を読んでも理解出来ない、つまりリーディング力が不足しているケースが非常に多い。歌や踊りや英語ゲームなどを通じたフィーリング学習では、英語を読む力は、残念ながらなかなか獲得出来ない。

英語が苦手な中学生は、thatが文に入り、ワンセンテンスが長くなると意味が取れなくなったり、長文を与えられると、その量に圧倒されて英文を読むのが面倒になったり、嫌になるようなケースが多い。(※thatの用法について知りたい方は〝that 使い方のページ〟を参照して頂きたい。)

中学生の段階で、英検学習を進めながら英文を読む技術が身に付くと、そのような抵抗感が少なくなり、その後のリーディング学習は面白いように進む。

(英検 リーディング学習の進め方について興味がある方は〝 英検 reading 学習の効率的な進め方 〟を参照して頂きたい。)

 

リーディング力が不足していると英語力発展は大変になる。

 

大学受験では英文を読んで理解する力が問われる。また、社会に出てからTOEICを受験する際にも、リーディングセクションでは、英文を読み理解する力が無いと、問題文に書かれていることが理解できないから、当然なかなか点数は上がらない。

どちらの試験にもリスニングがあるが、短い英文を聞いている間はフィーリングで聞き取れるかもしれない。ところが、1文1文が長くなると、リーディング力がなければ、まずリスニング力は伸びない。文字が音に変化したものがリスニングだからだ。

(※リスニング力をどのように高めるか?が気になる方はこちらの「” 英検リスニング対策 “を参照して頂きたい。」)

したがって、リーディング力が不足していると、英語4技能の発展の大きな障害となる。早い段階でリーディング能力を上げることが重要になる

英検学習は段階的にレベルアップしていく為に、リーディング力を伸ばす上でも良く出来た試験である。

 

リーディング能力がある学生は面接対策やスピーキング学習が驚くほど楽に進む。

 

リーディング能力の高い学生さんは、英検の2次試験などでスピーキングの練習をするようになっても、殆ど苦労しない。

これは当然である。英会話学習をする上で必要な能力が英検1次試験の段階で獲得されてしまっているからだ。知識がある段階で、実践的な面接対策を行うと、面白いようにスピーキングの練習は進む。知識がある程度形成された状態で、例えば短文 英作文 などの練習を始めると、スピーキング力は短期間でかなり上達する。(※ 短文 英作文に関しては「短文英作文 練習が英会話力を上達させる。」を参照して頂きたい。)

一方、フィーリングで英語を習得し、リーディング力がないと、正しい英文法の説明から始まり、やり直しが大変になる為、面接対策も当然ながらなかなか進まない。

 

英検学習を中学生が行う際のポイントは?

 

 まず、とにかく早い段階で、英検受験をしてみると良い。

受験し受かったのであれば、次の級にチャレンジしてみる。不幸にも落ちてしまった学生は「そこで何が問題となっているのか?」をジックリ検討しながら、弱点を補強し、チャレンジする。これを繰り返すのが一番シンプルな方法だ。その過程を通じて、道具としての英語力の基盤整備、正しい英語学習方法が少しずつ獲得される。

いずれにしても、英検合格の第一段階は、自分の問題点を発見することが全てである。

その部分がなかなかうまく進まない場合は、英語の先生などに状況を詳しく説明し適切なアドバイスを頂くと良い。

2015年3月11日 | カテゴリー : 英検 学習 | 投稿者 : hoshinoenglish