英検学習時間 まとまった時間学習するメリット

英検準1級の為の学習をしているある生徒さんは、90分間勉強をするのに慣れているといいます。これは英検準1級の筆記試験時間と一緒なので、普段からこのような状態学習し続けるというのは、本番の英検試験の時にも疲れなくて良いと思います。英語の力がどんなにあっても頭が疲れてきて、集中力が低下すると、その実力発揮できなくなります。

普段仕事などで忙しい生徒さんは、細切れ時間を活用して英語学習を行うと思うのですが、このような方は時々まとまった時間に集中して学習してみることもやっておいた方が良いと思います。定期的にそのように、自分でそのように学習しておくと、時間が長くなった途端に集中力が低下して駄目だ ということが分かったり、またその逆で、時間が長くなってもあまり集中力で変化がないということが分かれば、あまり心配しなくてもよいことになります。

学習時間を、細切れにしないことのもう一つのメリットは、作業に対する慣れを作りやすいということです。何かの作業をしている時に人間は、ある一定時間以上やっていると慣れができます。ところが細切れでやっていると、なかなかこの慣れと言う感覚が掴めないわけです。まとまった時間の学習にはそういうメリットもあると思います。

英検 学習時間 を確保することが合格への第一歩。

これまで私の英語教室で英検対策をしてきた方で、学習意欲はあるけれど目標とする英検級に合格できなかったという人は一人もいません。紆余曲折があっても必ず合格しています。一方〝英語学習する時間がない〟などと言う人達はこれまた合格できた試しがありません。〝英語学習する時間がない〟とおっしゃる方の話を聞いていると、毎日一時間も学習することが出来ないと言う人はおりません。そうなってくると、厳しい言い方ですが、これは単なる言い訳にしか過ぎません。

こういう話をすると「先生は家事などしないから」などと言う反論をする人がいるのですが、私は掃除全般、洗濯、食事の準備の一部 までほぼ全てを自宅でこなし、そして普通に仕事もしています。それでも十分時間は確保できます。ただし、圧倒的に少なくなった時間はテレビを観ている時間です。これは殆ど確保できていません。(笑)ですから、CMなどもよくわからないので、生徒さんからお話で聞いてそれをネットで確認するというおかしな状態になっています。(笑)

時間管理に関してですが、私は徹底して効率化できる部分は、徹底して合理化します。掃除ロボットの導入(今では拭き掃除ロボットも導入しようと考えている)、 1週間のスケジュールを観た上での洗濯回数の選択、食事準備時間のタイミング、細かく細かく分析し改善できる部分を増やしていくと、時間を増やすことが結構可能です。例えば洗濯時間というものは、服を入れる時間、洗剤を入れる時間、洗濯物を干す時間 以外は機械が作動する部分ですので、大して人間が仕事をする部分はありません。一番時間がかかるのは、干す部分ですが、これは便利な干し台を使いながら、どの順番で干していくか?ということを研究していくとかなりの時間を減らせます。(笑)

英検合格の第一歩は、いかにして学習時間を確保するか?これをまず研究してみることだと思います。

2014年11月30日 | カテゴリー : 英検 学習 | 投稿者 : hoshinoenglish

英検 準1級 読解 と現代文の力

英検準1級に挑戦している生徒さんがいます。今後の課題は、リーディングの力を上げることです。

実はこの生徒さんは、そこそこ英語が読めるのです。問題文は勿論ですが、設問まで読むことが出来るのです。正確に言うと、英検の問題文、設問まである程度正確に英文を読む事が出来ます。ところが、設問に答える段階になると間違いが増えてしまいます。

ある年の英検の問題を解いていると〝新しい技術〟についての記述がありました。正確に和訳は出来ているのですが、この技術がどのように機能しているか?などと言う事を私がお尋ねすると、あまり理解出来ていないようでした。抽象的な説明になると、理解するのが難しいようでした。この状況での問題は英語そのものではないな・・・と思いました。

そこで、色々考えてみました。原因は一体何であるか?

私が達した結論は「抽象的な思考力が足りない」でした。

そして、その為の解決策は何であるか? と考えてみました。

結論は「抽象的な思考力を高めるために抽象度が高い文を理解する訓練をする」ということでした。

そこで、私はこの生徒さんに2つの課題を課しました。

1.大学入試の現代文問題を解きながら、抽象的な思考力を高めてもらう。

2.英検の問題を解きながら、もう少し内容について考えて頂く。

いずれ経過についてお知らせしたいと思います。

 

英検 リーディング 過去問題を使いながら文脈推測力を高める。

英検リーディング対策で過去問を使っている方も多いと思うのですが、英検の水準が高くなればなるほど、より難しい英文を読む技術が問われます。そして、難しい英文を読むのに問われる技術と言うのは、文脈を如何に把握できるか?ということです。

難しい英文を読めるようになるためには、たくさんの英文を読まないといけないのは確かなのですが、これをやっていると、時々 間違った方向に進む方がいます。その間違った方向というのは、英文が読めない= 英単語をたくさん知らない と思い込むということです。そして、英文をたくさん読むことをやめてしまい、英単語をたくさん暗記する方向にへ進んでしまうと、時間をかけてもなかなか英文を読めません。

確かに、たくさん英単語を知らないと読めないという場合も多いのですが、私から見ると読むのに十分な英単語力であったとしても、英文が読めないという方が結構いらっしゃいます。それは、文脈を把握する力が足りないということです。文脈を把握する訓練が必要になります。

文脈を把握するためには、英検の過去問題を読みながら、たくさんの英文を読まなければならないのですが、基礎的な知識が必要になります。

・文章の構造が掴める。(主部 述部などが正確に把握できないと、文脈から意味を推測することが難しくなります。)

・修飾関係が見抜ける。(関係詞節、現在過去分詞や不定詞の修飾など。)

・わからない英単語の品詞が解かる。(これが出来る為にも、やはり構造を掴めることが重要です。)

上記のような知識があれば、あとは文脈推測をする練習あるのみです。

日本人は当然ですが、日本語であれば、結構文脈把握を自然にやっています。例えば以下のような形です。

「彼のお姉さんの手料理は非常に美味であったが、妹のものは____であった。同じ遺伝子をもった姉妹であるのに、なぜああまで違うのか?と暫し困惑した。」

などと文があれば、このブランク部分にくる品詞が形容詞であり、そしてどのような意味であるかがわかります。文脈が把握できれば、多少の語彙力不足は恐れるに足りません。

英検 多読 で効果が上がる人・上がらない人。

前回のブログで英検と多読についての話をしましたが、今日は多読をやっているのに、うまく効果が出ない人の話です。

あくまでも私の経験上からですが、多読がうまくいかない人の原因は・・・それはズバリ一文一文を正確に訳すことができない人です。関係代名詞が付いたり、不定詞などが付いたり、現在・過去分詞が文章に付いて、文全体が長くなったときに正確に訳すことができない人です。一文一文を正確に訳すことが出来ない人は、どんなに多読をやっても、自分の頭の中で結局理解しながら文章を読んでいないので、効果が上がらないのです。教室に通っている生徒さん達の中で、多読がきちんと出来ている人は、一文一文を正確に訳すことができています。(ですから、多読をやっても効果を実感できて、長続きさせることができるのだと思います。)話はそれますが、ついでを言うと、海外留学をしても英語が上達しない人は、ほぼ100%英語を正確に読む事が出来ない人です。

受験時代に英語が得意でなかったり、きちんと勉強していない人は、一文一文を正確に訳す訓練をまずしていかなければなりません。そうでなければ、どんなに英検の問題を沢山読み込んでも、時間ばかりが無駄になって効果が上がらないです。効果が上がらない英検学習をやっていると、次第にモチベーション下がってきます。

さて、一文一文を正確に読めるようになる為の対策についてですが、大学受験用の精読教材の中で解説が詳しいものを選び理解を深めながら、構造把握することが一番安上がりで効果的であると思います。

多読をする前に是非自分である程度英文をキチンと読めているか、検討してみて下さい。

英検 多読 の効果

英検学習をしている方の中には、英文をなかなかスラスラ読めないという方がいらっしゃると思います。原因は色々考えられますが、基礎的な英文法の理解はできているのに、スラスラ読めないということであると、英文を読む時間が圧倒的に足りないということだと思います。

英文を読むためには語彙力も必要ですが、少しわからない英単語がある位でしたら、わからない英単語を推測しながら読むことができるので、分量を稼ぐためにも多読するのが良いでしょう。

英語の文章たくさん読んだ場合の、最大の効用は「文章全体を把握する力がつく」ということです。この力が付いてくると、英検の問題を読んだ時に内容理解が進み、問題を正答できる確率が上がります。また、英検準1級のリスニングパート2のような割合難しい英文が流れてくるセクションで、話の流れをつかめるので、得点できる確率もあります。

多読を始めた最初のうちは、読み慣れをすることが大切ですので、やさしいものを読む事が大切ですが、それがこなせるようになったら、自分の現在の水準より、若干難しいものを読み続けると、文章全体を把握する力が形成されます。ポイントは 自分の現時点での水準より少しだけ難しいものである ということです。

1文1文を正確に日本語に訳することができる方は、沢山の英文を読んでみることをお勧めいたします。

英検 リーディング 細かい英文法学習は英文を読みながら行う

英検学習をしている生徒さんの中には、英文法をみっちり勉強している方もいらっしゃるかと思います。中学校3年間分の英文法の理解も怪しい方は、ある程度がっちり勉強しなければいけないと思うのですが、英文をある程度読めるようになる段階までの英文法を習得した方は、細かい英文法を、英検の過去問を読みながら、習得すると良いと思います。

英検の英文を読みながら、英文法をマスターすることの効用は、やはり実際の生きた英文中で学ぶ方が記憶に定着しやすいということと、何よりも英文を読む量が稼げることです。

基礎的な英文法の理解が怪しい方は、時間をかけてでも基礎英文法をマスターしなければならないのですが(長い英検学習で見るとその方が効率の良いからです。)それ以上の人は、英文を読むことにとにかく時間をかけないと、英文に対する読み慣れが作れません。自分の知っている英文法がどのように使われているのか?ということを感覚的に理解し、最終的には英文法を意識しなくてもスラスラ読めるようになることが必要です。その為には、生きた英文を読む場数が必要です。

英文法は結構理解しているのに、英文がなかなかスラスラ読めないという人は、ほぼ全員と言っても良いほど英文を読む時間が足りないことが多いのです。英文法の理解は必要ですが、内容把握をするのに必要となってくる 文脈を把握する力 は、英文法の力だけでは育てることが出来ません。英文を読まないことには形成できないのです。

 

英検 リーディング 英語の発想で読めるまで練習する。

英検1級を受ける生徒さんの中には、あまり居ないように思うのですが、英検準1級位までの受験者の中には、 英文を英語の発想で読めないという人が結構いると思います。これでは、英検の問題ばかり解いていても、なかなか合格できません。

学校教育を批判する訳では無いのですが、原因の1つは、世の中の英語学習者が英文法の理解が不十分で、正しい語順で英語が読めないということ。(たくさんの学生を相手に1人の先生が教えていると、なかなか一人一人のケアが出来ないので、こういうケースが増えると思うのですが、仕方ないかもしれません。)

もう一つの理由は、英語をスラスラ読めるようになるまで練習していないからだと思います。英文構造をきちんと取ることができるのに、読書量が少ないために、スラスラ英語を読む段階にまでなっていないのかもしれません。学生さん達の話を聞いていると、スラスラ読めるようになるまで英語を読んで練習する ということを熱心に訴える先生は少ないようです。

英検の為の指導を生徒さんにしていて、いつも思うことは、道具として英語を使いこなせるようになるまで、練習をするという発想にかけているということです。どんな英文が来ても、ある程度すらすら読むことができ、そしてかなりのスピードで英語を話されても、それなりに対応できる段階まで練習する必要があるという意識を持ってる人は少ないように思います。

英語教師として、この部分を多くの人に強く訴えていきたいと思います。

英検 二次試験 弱点をうまく解消できた生徒さん

いよいよ明日が、英検二次試験の面接の日です。試験前日で緊張されている方もいるかもしれませんが、試験そのものに集中することで、緊張感も吹っ飛ぶことだと思います。

さて、英検二次試験対策の為に教室に通って下さるようになった、ある生徒さんがいらっしゃるのですが、本当にこの2か月余りで、レベルが格段に上がったと思います。

最初に問題とされていた事は、質問を理解できても〝それに対する答えが浮かばない〟という事でした。英語力もはあり、英文を作る知識はあるのに、答えを口から出せないと言うのは実にもったいない話です。

レッスンでは主に、ポイントを指摘し、普段の学習の中で、それを少しずつ修正して頂くための訓練を行って頂きました。

答えを中々思いつかない という問題に関しては、ほぼその弱点が解消されたと言っても良いでしょう。答えを作るためのアイデアが実に豊富になったように思います。

この生徒さんと授業をさせて頂いて改めて思う事は、英検二次試験対策をやっているとよく出てくる問題である 〝アイデア不足〟という問題も、日頃の思考トレーニングをきちんとやるだけで、かなりのことが改善できるということです。本人にやる気があり、真剣に取り組んでもらえると、短時間で本当に人間は変われるものだと思いました。

生徒さん面接気楽にチャレンジしてきて下さい!

英検 合格 不合格 お子さんの場合に注意したい事。2

英検でレベルアップしてきて、英語の壁に当たるお子さんの話の続きになりますが、重要であることは、正しい学習の方向性をお子さんに示せるか?ということです。

特に、小さい頃から近所の英語教室に通わせて、お子さんを習わせてきた子達に多いのですが、ゲームをやったり歌を歌ったりしていると、知識の量は増えるのだろうと思います。ところが、英検の難易度が上がってくると、英文を正しく早く読めるという力が問われます。これは、暗記量を増やして対処できる問題ではないのです。英検に出題される問題は全て初見の問題ですから、初めてみる英文を自分の頭で考える力が問われることになります。歌を歌ったりカードゲームをやったり、ネイティブスピーカーと英語でコミュニケーションを取るだけでは、これらの力を形成することは厳しいことになります。

ついでを言うと、TOEIC、TOEFL、大学入試試験 これらは全て英語を頭で考えながら読み解けることが問われるので、英語を体験しながら学習するという方式では将来的に困ることになります。

英検で早いうちに、壁にぶち当たり、不合格になった時こそ、自分の英語学習の方向性を一度見つめなおし、正しい方向に向かうチャンスであると思います。

2014年11月6日 | カテゴリー : 英検 子供 | 投稿者 : hoshinoenglish