英検2次試験対策 7

前回のブログで、 1つの設問に対して 5つの答えを考えてみると良い とお伝えしましたが、今日はこれについて具体的に話してみたいと思います。

例えば、絵について英語で表現する問題があります。この問題のときにも、 5つの答えを考えてみるのです。例えば、犬を散歩させている というシチュエーションがあったとしましょう。この時に、 5つの言い方を考えてみのです。

1.女の子は犬を散歩させています。

2.彼女は犬を散歩させています。

3.女の子は犬と一緒に歩いています。

4.女の子は犬と一緒に池の傍を歩いています。

5.彼女は、池の傍で犬を散歩させています。

こんな具合です。 1つの絵に対して5つ言い方を考えるというのは非常に大変ですが、英検で緊張などにより、思ったことが言えなくなった時に、日頃のこのような練習は意外に効力を発揮するのです。

これは、あなたは〇〇は△△だと思いますか?= 1所謂YES NOで答える問題ですが、このような問題に対しても有効です。

YESで3つ NOで2つ位考えてみます。

実際に私の英語教室で英検二次試験の対策をするときには、生徒さんがYESで答えたとしても、「それではNOで答えてみてください。」と別な側面からも答えていただいています。

実際の試験で、自分の気持ちとしてはYesでも答える時に、持ったことが言えないような状況では、答え易い方のNOで答えるというのも1つの考え方です。

英検二次試験対策6

生徒さんから時々 、英検二次試験の過去問を使いながらの練習をやっていると、同じ問題をたくさん反復した方が良いのですか?と聞かれることもあります。

新しい英検問題も、どんどんこなして欲しいのですが、1度やった問題であっても何度も何度も反復してみてほしいのです。反復することで得られるメリットというのはたくさんあります。

何回も問題をやると、細かい事まで含めると様々なことを間違えるものです。様々な間違いを経験しそれを直すこと自体が新たな学習になります。人によっては、同じ問題をやっても同じような答えを言ってしまうから意味がないのではないか?と言う方もいるのですが、そういう方は、ひとつの質問に対し5つ答えを考えてみるような訓練すればよいのです。

実際の英検試験の出来には、緊張したりなどして、想定外のことが起きるものです。その想定外に対処する際、やはりいろいろな表現を口から出せるようにしておくことがあるのです。普段の練習において1つの設問につき1つの答えを用意できるようにしておけば、英検面接の時に緊張し、自分が言いたい表現が見つからない時であったとしても、普段の練習のおかげで、必ず、なんらかの答えが見つからはすです。

ぜひ何度も何度も二次試験対策のために過去問を反復しながら練習してみてください!

英検二次試験対策5

英検二次試験面接対策をしていると、生徒さんの中には、お決まりのパターン形式の問題に弱い方もいらっしゃいます。

例えば英検準1級では仮定法が面接時に問われますが、この仮定法がうまく答えられないという方がいらっしゃいます。この場合どのように対処するべきでしょうか?

1.まず 、仮定法そのものを理解していないのであれば文法書でしっかり確認するなどし理解に努める。

2.理解した知識を使って本当に英作文ができるかどうかを確認する。スラスラ作できれば問題はないが、完璧である必要ない。

3.実際の英検二次試験の過去問を使いながら、仮定法で問われる部分について、実際に答えてみる練習する。

大きく考えると以上のような流れになると思います。

仮定法というのは、実際の会話の中でスムーズに使いこなそうと思っても相当な練習が必要になる項目であると思います。ですから、短期決戦である英検二次試験の設問の1つであっても、初めて取り組む人が完璧に答えられるようになるのは難しいかもしれません。

ですが、いちど文法的なルールをしっかり理解しておいて、ゆっくりでも英作できるようにしておくだけで、かなりの不安は払拭できるであろうというのが私の意見です。

英検二次試験対策4

英検二次試験の面接対策やっている時に「試験官の英語の質問は理解できるけれど、それに対しての答えが思い浮かばない。」という方が少なからずいらっしゃいます。

このような問題にはどう対処すればよいでしょうか?

答えの英語が浮かばないのであれば、2つに分けて考えなければいけません。

1.日本語で言いたい事は浮かぶのに、それをうまく英語で表現できない。

2.日本語レベルでも、言いたいことが浮かばない。

1のケースの場合は、過去問を使いながら、可能な限りやさしい英語に、置き換える練習をするべきでしょう。自分の思ったことを英語で表現しようとすると文章が長くなる・・・ということであれば.言いたい文章を細かく切断し、その短い状態になった文章を作れるように練習すべきです。

それに対して、2のケースでは、根本的な問題が英語力ではなく、アイディアが浮かばないというところにあるので、色々なことに対して考えてみる事をしなければいけません。多分このような方は、普段自分で物事をあまり考えていないような方が、多いのではないかと思います。学校で教えられることを丸暗記して生きてきたような方に、このような方が多いように思います。つまり、考える力がないということなので、この力を養わなければならないということです。

日本英語検定協会のバーチャル二次試験の中の英検準2級の第4問では

「プラスチックボトルに入った飲み物が将来より一般的なりますか?」と言う質問が出題されていますが 、これに対して答えが日本語レベルでも浮かばない方は、あまり考える力がないということになります。

このような方は、 英検の過去問をやりながら、1つの質問に対し別々な答え5つ位考えてみることをお奨め致します。英語にする必要はありません。あくまでも日本語レベルで考えてみればよいのです。

例えば・・・

「資源の再利用という観点から、プラスチックボトルが1番良いと思う。」

「衛生上の問題と、加工のしやすさから、プラスチックボトルが一番効率が良いと思う」

などと言う具合にです。