英検二次試験 対策 で目覚ましい進歩を遂げる生徒さん。

前回のブログでは英検二次試験対策で挑んで生徒さんの話をしましたが、今日もこの生徒さんの話をお伝えしようと思います。

この生徒さんは、前回もお伝えした通りなのですが、何か1つ自分が言いたい表現を思いつけないと、そこで答えが行き詰まり困るというパターンが結構多かったのです。それは劇的に少なくなったので、理由を尋ねてみたのですが・・・

「自分が言いたい表現が見つからないと、私はすぐに辞書を引いて調べてしまうのです・・・」とおっしゃいました。

英語学習をしていく上で自分がわからない事を辞書で引いて確認するということは、悪いことではありません。ですが英検二次試験対策のために、自分の口で目の前の状況を表現しなければならない時に、答えをサポートしてくれる辞書のようなものがないと、その答えを口から出せないというのであれば、それは大きな問題です。

その話を私が生徒さんから聞いた時に『ああ・・・それをやっていましたか・・・・』と思わず言ってしまいました。

私はこの生徒さんから授業中に、この状況を聞く前に、思考訓練の重要性の話をしたのですが、思考訓練はこのような状況も打開するのに役立ちます。

例えば「札幌駅はどこですか?」という文章を頭の中に思いつけなければ、この状況に近い日本語を考えてみるのです。重要である事は「自分が札幌駅にたどり着ける状況を手に入れる」ということです。

・どのように札幌駅に行きますか?

・札幌駅への行き方を知っていますか?

・札幌駅は近いですか?

などなど色々考えられます。

このような形で、思考訓練を通じてアイデアを最低3つ、可能であれば5つ出してもらうことにしました。だんだんその成果が出てきているようです。