英検リスニング対策5

英検リスニング問題などを使いながら、ディクテーションをすると、文脈を推測する力も育ちます。

英語ではなくて日本語で例を示してみたいと思います。(かなりショッキングな昼ドラのような内容ですが(笑))

「その( 1 )な女性は、妻子ある男性と( 2 )関係に陥りました。その男性の妻もまた不倫関係に陥っておりました。彼らの子供達は父親母親の問題のせいなのでしょうか、グレてしまいました。」

このような日本語の文章があったとします。

日本語で見た時には、1と2の 空欄部分に、わりあい簡単にそれらしい言葉を入れることができます。それは文脈が取れているからです。そして文法的な力がある方は1は女性という名詞を修飾する語句つまり、形容詞が入り、2の部分は後ろに ~もまた という表現があるので 同じ表現が入ることまで分かります。

リスニングをしていると、わからない単語や聞き取れない部分が出てきます。このような時に、音が聞こえないからと諦めないで、前後の文脈や文章構造から聞き取れない理由を推測します。そのようにして行くと文脈を把握する力が格段に付いてくるのです。

よく英検リスニングなどをしていると、わからない単語が出てきて、それが気になり・・・・いつのまにか話が先に進んでしまっている・・・ということがあります。ディクテーションをしていると、多少わからない単語が出てきても前後関係からどのような話なのかが推測できるようになるので、聴き取の力や単語力の不足などを補うことが出来るのです。